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行田のシェアキッチンに夏メニュー 自然栽培野菜使ったサラダランチ

シェアキッチンで、サラダを紹介する柿沼さん

シェアキッチンで、サラダを紹介する柿沼さん

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 シェアキッチン「kate&soi」(行田市旭町)で毎週月曜に営業している農家の料理人「Peaceful Table(ピースフルテーブル)」が7月21日、夏メニューの提供を始めた。

カラフルでボリューム感もあるチョップドサラダ

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 「野菜でおなかいっぱいになる幸福感」をコンセプトに、自然栽培で育てた野菜を使った「チョップドサラダランチ」を提供する。店主は料理人で4年前から農業を始めたという柿沼良輔さん。今年4月からシェアキッチンで営業している。

 メニューは、塩こうじチキンを入れた「チキン」、わかめやオクラを入れた「和風」、小エビと大豆サラダを入れた「シュリンプ」、チリビーンズとアボカドを入れた「タコス」、「ヴィーガン」など。価格は1,000円~。柿沼さんは「夏メニューは、自家栽培のきゅうり、オクラ、ニンジンをどのメニューにもたっぷり使い、食欲のない夏でもさっぱり食べられるように組み合わせている。自然栽培した野菜のサイズは小さく形もふぞろいだが、味が濃厚で深みがあり、野菜本来の甘みや苦みがしっかり残るのが特徴」と話す。

 料理人時代、食品廃棄への心苦しさと、兼業農家だった父親が病気になり、家業の米農家廃業を避けるため、将来は自ら米を作りながら料理人をしたいと考えたことから農業の道へ進んだという。「最初は趣味で野菜作りを始めたが夢中になり、現在は自分の野菜で自分の店を持つことを目標としている」と話す。

 イタリアンレストランでの修業経験から、ヨーロッパの「お米のサラダ」をヒントに全てのメニューに雑穀米を入れる。柿沼さんは「好きなように食べてもらって、後半に全体を混ぜて食べるのが醍醐味(だいごみ)。さまざまな食感の組み合わせが楽しめる」と話す。「今後は春夏秋冬、自身の畑でとれる野菜に合わせて季節ごとにメニューを変えていく予定」とも。

 営業時間は月曜11時~15時。

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