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行田で作家8人が出展する公募展 「花」テーマに

左から藍染め水彩画家のすがま洋子さん、シロのある暮らしの代表・菅井幸子さん、アート屋さんの山田はなかさん

左から藍染め水彩画家のすがま洋子さん、シロのある暮らしの代表・菅井幸子さん、アート屋さんの山田はなかさん

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 8人の作家が「花」にちなんだ作品を中心に出展する「公募 花*はな展」が現在、シェアカフェ「kate & soi(カテアンドソイ)」(行田市旭町)で行われている。主催はシロのある暮らし。

会場の様子。行田のシェアカフェ「カテ&ソイ」で開催中の「花*はな展」

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 「地元の作家を発掘したい」と同社(シロのある暮らし)代表の菅井幸子さんが企画した公募展。行田市内外の作家8人が、それぞれ独自の技法や感性で花を表現したという作品を展示販売する。同社が運営する同シェアカフェの活性化も兼ねる。菅井さんは「行田では花ちょうずが人気。町のあちこちで水鉢に花を浮かべる取り組みは来訪者を和ませてきたが、暑い時期は花が傷むので休止している。この時期に行田へ来た人にも和んでもらおうと『花』をテーマに作家を募集した」と話す。

 出展者の一人で行田市在住の藍染め水彩画家・すがま洋子さんは「いろいろな人と一緒に展示するのは初めてで、楽しそうだから応募した。手すきの和紙を藍染めし、水彩で重ね塗りする独自の技法で花や風景を描いてきた。藍染めの色で涼しさを感じてもらえたら」と話す。

 同じく「アート屋さん」の山田はなかさんは羽生市在住。「元々花や自然をモチーフに描いていることもあり出展した。花を描くときはエネルギッシュな動きに重点を置いている。ようじを駆使し点描を基調とした大きなアクリル画2点は、遠くからと近くから見て、違いを楽しんでほしい」と話す。

 菅井さんは「学生時代からギャラリー巡りが好きで、グループ展を企画したこともある。ギャラリーのある店を持ちたいと思っていた。ギャラリーは美術館と違い入場無料で誰もが気軽にアートを楽しむことができる。今回の展示をきっかけに、作家同士が互いに切磋琢磨する身近な場所として、シェアカフェを使ってもらえれば。グループ展を開催することで、(このシェアカフェに)関わる人を増やしたい。今後も毎回テーマを変え夏と冬に公募展を開く」と話す。

 開催時間は11時~18時(最終日は15時まで)。火曜・水曜・木曜休催。入場無料。8月25日まで。

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