
クラフトビールや酒、飲食物、特産品などを販売するイベントが8月16日、埼玉グランドホテル深谷(深谷市西島町)で行われた。
行われたのは、地域の活性化と連携強化を目的に同ホテルとマルツ食品(深谷市岡部)の「発酵食品の館」が企画した「ネギーGO!ビアフェスティバル2025」と「漬物・酒BAR」。当日は、国内外のクラフトビール60種類を販売したほか、主に深谷市から飲食店やキッチンカー、グッズ販売など32店が出店。深谷産野菜を使ったバーニャカウダや「深谷ねぎバーガー」など深谷ならではのメニューを提供。手作りワークショップ、似顔絵サービスなどの体験型ブースでは、夏休みの自由研究や美容体験などを子どもから大人までが楽しんだ。
「漬物・酒BAR」では、5店が漬物を使ったオリジナルメニューを提供したほか、深谷を代表する酒蔵「滝澤酒造」(深谷市田所町)が日本酒を提供した。
「発酵食品の館」の鶴田充輝社長は「業界の現状として国内需要の低迷や若者の日本酒離れが進む中、こうしたイベントを通じて再び関心を寄せてもらいたい。大衆・若年層へ漬物や日本酒の魅力発信を続けたい」と話す。
ステージではでジャグリングや音楽、空手演舞、フラダンスなどが披露された。「今朝、偶然ネットで見つけて来た。瀬戸内ビールがおいしかった」と熊谷から来場した夫婦。皆を誘って来場したという女性は「蜂蜜の酒は初めての味、おいしかった」と話す。
同ホテルの宿泊部・婚礼部支配人・野口貴弘さんは「日頃から地元企業との協力を通じて深谷市を元気に盛り上げたいと取り組んでいる。地元の人同士が交流できる場の提供もホテルが掲げる理念の一部」と話す。