
「深谷ピースフェスタ」と「深谷市民平和のつどい」が9月23日、深谷市城址公園と深谷市民文化会館(以上深谷市本住町)で行われる。
10時から始まる「深谷ピースフェスタ」は、深谷市城址公園で飲食や物販、戦争関連映画の絵看板などの展示、平和教育、竹とんぼ作り、書道などのワークショップ、ステージパフォーマンスなどを予定する。出店者がそれぞれの「平和」を表現する。
深谷市内で絵画教室「ゴーダアートスクール」を主宰する画家の合田芳弘さんは、争いや環境破壊を表現した作品「わが心の内なる世界」(幅3メートル60センチ)と深谷の建物と花を描いた「新深谷 花の四季」(9メートル10センチ)をピースフェスタに出展。30年以上描き続けた長さ220メートルの「中山道絵巻物」も一部公開する。
深谷市民文化会館で13時30分に始まる「深谷市民平和のつどい」は、昨年ノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(被団協)事務局次長で行田市在住の濱中紀子さんが講演を行うほか、深谷市少年少女合唱団による合唱、深谷市内でロケを行った映画「夕凪の街、桜の国」の上映を行う。上映会入場料は、大人=999円、高校生=500円、中学生以下無料。
シニア世代が実行委員を占める「平和のつどい」の開催を知った「深谷にピース。事務局」の中野智代さんが「文化会館で平和のためのイベントがあるなら、城址公園でも同じテーマで若い世代が中心のイベントをしよう」と「ピースフェスタ」を企画した。
「平和のつどい」実行委員長の新井千明さんは「非核平和都市を宣言し、映画のまちでもある深谷らしく、平和のつどいを企画した。平和は多くの人々が長く続けていくもの。私たちより若い世代が別の形でイベントを開催してくれるのがうれしい」、中野さんは「子どもの目線でも、戦争の悲惨さや平和の大切さを感じることが大切。それを伝えるのが大人の仕事」と話す。
開催時間は、深谷ピースフェスタ=10時~13時30分、深谷市民平和のつどい=13時30分~17時。