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熊谷にペットと人の予防ケア施設 家庭でも病院でもない第三の場所に

森の樹どうぶつ病院グループは、診療・予防・日常のケアをつなぎながら、動物と家族の豊かな暮らしを支えることを使命に掲げる

森の樹どうぶつ病院グループは、診療・予防・日常のケアをつなぎながら、動物と家族の豊かな暮らしを支えることを使命に掲げる

 ペットと人の予防ケア施設「LAPIS(ラピス)」(熊谷市別府、TEL 048-501-5160)がオープンして1カ月がたった。

チェーンソーアートの実物大ラピス像

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 運営する森の樹(き)どうぶつ病院グループは、熊谷市内に2つの動物病院を運営し、一般診療から腹腔鏡手術や再生医療といった先進医療まで対応する体制を整える。「動物が元気になると、家族も元気になる」という思いで、地域のホームドクターを目指してきたという。

 オーナーの原口はじめさんは以前、愛犬「ラピス」ががんと闘病した経験から、治療そのものだけでなく治療の前後に行うケアや、病気になる前の「未病」の段階での気付きと予防の大切さを痛感。「家庭でも病院でもない第三の場所」として、ケアに特化した同施設を立ち上げた。

 別府第3公園の向かい、森の樹どうぶつ病院駐車場内にあるトレーラーで営業する。入り口で、ラピスの闘病を支えたというチェーンソーアートの実物大ラピス像が出迎える。手術で3本足になった姿が1本の丸太から削り出されており、原口さんは「このラピスの経験そのものが施設の基本になっている」と紹介する。

 室内メニューは、健康・セルフケアとして、筋膜リリース「メディセル」(超小型犬=15分3,000円~、小型犬=20分4,000円~、中型犬=30分6,000円~、大型犬=40分8,000円~)と、体の内側から自己治癒力を高める「高濃度酸素室」(30分コース=2,000円~、60分コース=3,800円~)。屋外には伸び伸び遊べるドッグラン(利用料は500円)を設ける。

 筋膜と皮膚の間にすき間を作るように皮膚と癒着した膜を吸引する「筋膜リリース」は、アスリートや競走馬にも使われる。原口さんは「筋肉の疲労回復を促し、高濃度酸素で血行を良くする。けがや疲労の回復をサポートする」と話す。「高濃度酸素室」は、人とペットが一緒に入ることができる。原口さんは「ペットが元気になれば人も幸せになるというコンセプトなので、一緒に入ってケアの時間を共有してもらえたら」とほほ笑む。

 店内には、自然素材などのおやつ、体調や性格、年齢に合わせて選べる「薬膳ごはん(漢方ご飯)」が並び、「薬を飲むほどではないけれど、ちょっとした不調を自然治癒力でサポートしたい」という飼い主の声に応える。「獣医師が選んだサプリメントは、エビデンス(研究による根拠)のある信頼できるものだけを置いている」と話す。歯磨き用フードや関節ケア、皮膚ケアなどの補助食品は、ホームセンターでは手に入らない動物病院専売品も多い。「価格競争ではなく、専門性の高い商品を、きちんと説明できるスタッフと一緒に届けたい」とも。

 アートを通じたコミュニティ―づくりにも力を入れている。飼い主からペットとの思い出や家族のストーリーを1時間ほどかけて聞き取り、一枚の絵に仕上げるというストーリーペインティングの作品や、秩父在住のチェーンソーアーティストの作品など、これまでの活動の縁でつながったアーティストとコラボし、定期的にイベントを開催する。「ここで過ごす時間そのものを幸せで面白いものにしたい」と原口さん。

 オープンから1カ月がたち、リピーターを中心に新規客も徐々に増えているという。原口さんは「病院に行くほどではないが、不調が気になった時や、愛犬・愛猫のために何かしてあげたいと思った時に、ふと思い出してもらえる場所になれたら」と意気込む。「いつもと違うなと感じたら、迷わず相談を」とも。

 営業時間は10時~18時。日曜・月曜・祝日定休。

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