長瀞宝登山山頂(秩父郡長瀞町長瀞)のロウバイ園で、ロウバイが見頃を迎えている。
同園は標高497メートルの高さに位置し、眺望がよく山頂からは秩父盆地やシンボル「武甲山」、鋸状の山容をした「両神山」などを見ることができる。同園に咲くロウバイは素心(そしん)臘梅・和臘梅・満月(まんげつ)臘梅の3種類。山頂一帯約1万5000平方メートルの敷地に3000本のロウバイが咲き乱れ、その広さは関東一の規模を誇る。
開花状況を発表する長瀞町観光協会によれば2月7日現在、手前の東ロウバイ園は5分咲き、奥の西ロウバイ園はほぼ満開の見頃だという。
仕事のついでに来たという男性は「風が強いと香りまで楽しめないが、春を告げる黄色の花が幸せを運んでくれそうでうれしい」と話す。
現在開催中の「長瀞ロウバイまつり」では週末に湯茶のサービスが受けられるほか、ロープウェイ山頂駅前に地元観光ガイドによる臨時の観光案内所を設置し来園を呼び掛ける。写真撮影で「お得」なサービスが受けられる企画や東武鉄道・西武鉄道・秩父鉄道3社合同で「長瀞宝登山蝋梅ハイキング」も展開する。