行田の藍染め工房「牧禎舎(まきていしゃ)」(行田市忍1)で2月18日、アートイベント「アーツ&クラフツinぎょうだ」が開催される。
アーツ&クラフツは手作り作家が集まって開かれるクラフト市として、全国各地で開かれているイベント。かつて足袋の生産日本一を誇った行田市では、ものづくりの精神が流れているこの町に「アートや手仕事が集う場を」と同工房で年に1度開いている。主催はNPO法人ぎょうだ足袋蔵ネットワーク(TEL 048-552-1010)。今年で6回目。
イベントでは県内外から魅力ある「アート(芸術)」「クラフト・工芸」が集まり、展示販売やフード・飲み物の販売が行われる。今回は同工房の一部をアトリエとしてシェアする「仕立て屋りゅうのひげ」のお仕立て相談をはじめ、イベントのために集まる26のアーティストとクラフト工房の作品が並ぶ。
同工房は、旧足袋・被服工場跡を生かした歴史と趣のあるアート情報発信地として毎月ワークショップを行っており、当日は初心者向けに本格的な「絞り染めの体験」を予定している(予約制)。
足袋蔵まちづくりミュージアムで案内を務める女性は「行田市は映画『のぼうの城』や池井戸潤さんの『陸王』など話題があるのに観光地らしくない、とよく言われる。それはアートや手仕事にとって居心地のよい場所になっているのかもしれない。ものづくりの方々が集まる町になりつつあるので、イベントを通じて交流できれば」と話す。
開催時間は10時~15時。