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熊谷に絵本と雑貨の店「ゆめみる本屋さん」 絵本300冊、おむつ交換スペースも

「ゆめみる本屋さん」を開いた老川さん

「ゆめみる本屋さん」を開いた老川さん

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 熊谷の絵本と雑貨の店 「ゆめみる本屋さん」(熊谷市石原)が2月20日、オープンから2カ月を迎えた。

カーペット敷きの店内は小さな赤ちゃん・お子さん連れでも安心

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 カーペット敷きの室内にはソファもあり約300冊の絵本と木のおもちゃ、肌触りのいい布を素材にしたベビー雑貨や小物などが並ぶ。熊谷市内に住む老川真弓さんが開いた。

 老川さんは会社員として勤めていたが、結婚・出産・子育てと環境が変化して仕事との両立に悩み「子どもとの時間を大切にしたい」と退職。以前から子どもたちと絵本の読み聞かせや図書館巡りを日常に取り入れていたことから自然と「本屋さんを始めよう」という気持ちが芽生え、準備期間を経て開店となった。

 同店は秩父線石原駅の目の前に位置し、入り口で靴を脱いで友人の家に遊びに行くようにゆっくり本を選ぶことができる。無料でおむつ交換ができる場所「赤ちゃんの駅」(授乳利用はなし)としても登録され、トイレには幼児用の補助便座も用意する。

 開店から2カ月、1~2歳の子どもと母親が自転車やベビーカーで来店することが多く、30分~1時間ほど絵本を読んだりおもちゃで遊んだりして過ごしていくという。孫へのプレゼント選びに立ち寄る祖父母の姿もあり、孫の年齢や好みを聞いて絵本や雑貨のアドバイスをすることもある。プレゼントには絵本と一緒に絵本に出てくるキャラクターの雑貨を組み合わせて購入する客が多いため、今後はギフトコーナーを作る予定だ。

 老川さんは「お客さまとのコミュニケーションで『うちの子どもはこの場面でこんな反応をしている』や『月齢は違うけれどこんな本にも興味が持てる』と毎回新しい発見がある。その体験を他のお客さまにもお伝えできることがうれしい」と話す。「今はまだ準備段階だが未就学児~小学生のお子さんの来店もあるので、今後は読み聞かせや実際に作品を描く体験イベントも企画していきたい」とも。

 営業時間は10時~16時。土曜・日曜・祝日定休。

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