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埼玉古墳群特別史跡指定記念でまち歩きツアー 史跡にまつわるストーリー巡り

国の特別史跡に認定される「埼玉古墳群」の一つ、丸墓山古墳

国の特別史跡に認定される「埼玉古墳群」の一つ、丸墓山古墳

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 行田市の埼玉古墳群(さきたまこふんぐん)の特別史跡指定を記念し1月26日、周辺地区の歴史を巡るまち歩きツアー「埼玉県名発祥の地を巡る」が行われる。

歴史を巡るまち歩きツアー「埼玉県名発祥の地を巡る」

 2019年11月に国の文化審議会で、建造物の「国宝」に相当する特別史跡に指定・登録することが決まった埼玉古墳群。特別史跡の新指定となるのは、5世紀から7世紀にかけて大宮台地の先端に築かれた前方後円墳8基と、大型円墳1基ならびに小型円墳群からなる国を代表する古墳群で、地域の首長層とヤマト政権との関係や政治的動向、首長墓の展開を追求できるなどの歴史的価値が高く文化の象徴として極めて重要とされている。

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 ツアーを企画した観光情報館「ぶらっとぎょうだ」(行田市忍)は、以前から「まち歩きツアー」をたびたび開催し、忍城や足袋蔵などエリアごとに企画し参加者を増やしてきた。高校生や県外からの参加もありリピーターもついているという。今回同古墳群の特別史跡指定を受けて古墳周辺の歴史を紹介しようと企画した。

 当日は忍城の旧藩主松平家の人々や真田十勇士の1人として有名な可児才蔵が眠る天祥寺を訪れ住職に話を聞くところからスタート。埼玉古墳群では国宝「金錯銘鉄剣(きんさくめいてっけん)」が出土した「稲荷山古墳」や、国内最大規模の円墳「丸墓山古墳」など大小さまざまな古墳を歩き歴史に思いをはせる。途中、浅間塚古墳に鎮座する前玉神社で水鳥埴輪(はにわ)や石灯籠など有形文化財を横目に御参りした後、甘くない餅菓子「塩あんびん」や「いがまんじゅう」で知られる創業150年の老舗「金沢製菓店」に立ち寄る予定。

 企画した同館担当者は「古墳や城巡りなどに訪れる方から『そこにまつわるストーリーが聞きたい』という声を頂くことがあり、個人ではなかなか聞けない話や見どころを案内できればと思い、まち歩きを行っている。市内の歴史をよく知るボランティアさんを案内役に参加者と一緒に歩き、行田を紹介できれば」と話す。「ツアーで歩いていると、たまたま居合わせた方が合流することもよくある。興味が湧いたら一緒に巡っていただければ」とも。

  開催時間は9時30分~12時。参加希望者は同館(TEL 048-554-1036)までファクスまたは電話で申し込む。

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