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熊谷で「熊谷なないろ食堂」フードパントリー 地域企業協力で月一開催

60リットルのコンテナボックスが並んだ埼玉トヨペット熊谷店の一角

60リットルのコンテナボックスが並んだ埼玉トヨペット熊谷店の一角

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 熊谷の子ども食堂「熊谷なないろ食堂」毎月恒例のフードパントリーが1月20日、埼玉トヨペット熊谷店(熊谷市佐谷田)で行われた。

コンテナボックスに食品や日用品を入れ、米5キロと水1ケースも

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 フードパントリーは、ひとり親家庭や世帯主の失業、病気療養などさまざまな理由で生活の支援が必要な家庭へ食材や日用品を渡す取り組み。子ども食堂を運営するNPO法人SK人権ネットは以前から不定期にフードパントリーを開き、家庭や企業で眠っている食品や日用品の寄付を集めるフードドライブと合わせて活動している。不定期開催から2カ月に一度行うようになり、食堂施設内で約50世帯分を準備していたが、利用者増加に伴い保管場所、仕分けスペースなどが課題になっていた。同店から協力の申し出を受け5月から毎月第3木曜に開催できるようになった。奇数月は埼玉トヨペット熊谷店、偶数月は子ども食堂で準備、受け渡しを行っている。

 当日は同店商談スペースの一角に60リットルのコンテナボックスを並べ、7人のスタッフで手際よく支援品を振り分けた。内容は米やラーメン、パック飲料、レトルト食品、菓子類、マスク、鉛筆、ノート、洗剤、ボディーソープなど。スタッフは玄米を精米して世帯に合わせ袋分けしたり、文具を分けたり、「小さな子がいる、オムツを入れたほうがいい」「生理用品が必要」「子どもが一人でも食べられるものを」と各世帯の様子を想定して準備した。協力する埼玉トヨペットホールディングス サステナビリティ経営推進部 社会貢献課の轟和宏さんは「地域貢献の一環で私たちにも何かできることはないかと始めた取り組み。店舗スタッフも通常業務の傍ら、パントリー受け渡しの際の車の誘導や荷物の運び込みなど協力的。今後も地域の活動をお手伝いしていきたい」と話す。

 同NPO代表理事の山口純子さんは「今回も大きなコンテナいっぱいの食品や日用品、お米5キロとお水1ケースを必要な家庭にお届けできてホッとしている。埼玉トヨペット熊谷の皆さんはチームワーク抜群、とても熱心に協力しくれてありがたい。子ども食堂にとって地元企業との連携は心強い」と話す。「フードパントリーで喜ばれるのは、お米やレトルト食品。現在100世帯の登録があり、支援が必要な家庭は増えている。フードドライブは常時、市内各所、食堂で受け付けているので、家庭で眠っている食品や日用品を持参いただきご協力いただけたら」とも。

 フードパントリー利用は登録制。申し込みは熊谷なないろ食堂(TEL 048-577-8578)まで、SNSのダイレクトメッセージも受け付ける。

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