熊谷で市民が日常の感動体験をシェアするオンラインカタログギフト「お裾分け旅 おとなり」の第1弾「熊谷おためしβ版」の販売が3月22日、始まった。
熊谷市内で体験できる13のお裾分け旅を、ギフトカタログとしてまとめた「お裾分け旅 おとなり 熊谷おためしβ版」
「お裾分け旅 おとなり」は熊谷市観光協会が発行する体験型ギフト。暮らしの中にある感動体験をギフトの形にしてシェアする仕組み。2020年に市民編集部を募集し、メンバーが提案する体験やアイデアを体験コンテンツとしてまとめ作成している。
「熊谷 おためしβ版」は「お裾分け旅 おとなり」の第1弾として13の体験を収録。埼玉三大銘菓の「五家宝」作りやガラス工房でのアクセサリー作り、体を整えるコンディショニング体験、自宅での「利き茶」、地酒の飲み比べ、市内の観光名所で学ぶ着物の所作体験のほか、コーヒー店が動画で解説するコーヒーのいれ方や、心身のリラックスを提案する「ひまわり畑」散策といったものもある。
体験の一つ「オンリーワンの『たんぽぽコーヒー』作り」は、自分で摘み取ったタンポポの根っこを乾燥させ、焙煎(ばいせん)。ドリップしてコーヒーのようにいれて、食事(デリとスイーツ)と共に味わう。場所は農伯施設「THE PUBLIC」、所要時間は180分。体験を提案した市民編集部のメンバーは、以前から季節になると「たんぽぽコーヒー」を作り、家族で楽しんでいたという。
「暮らしのとなりに感動を」をミッションに掲げる熊谷市観光協会の時田隆佑さんは「観光はどこか遠くへ出かける非日常なものだけでなく、もっと日常に近い楽しみ方もあると思う。まだ知らない熊谷の楽しみ方を教えたり教わったりするように、贈り合って使ってもらいたい」と話す。
カタログギフトは同観光協会のオンラインショップ「買えるくまがやONLINE」で販売。贈る人はカタログギフトを注文し送付先の情報を入力。贈られた人はオンラインカタログから体験コンテンツを選び、ネットまたははがきで予約し体験する。
価格は4,500円~。