着物の移動販売「着物キャラバン」が4月10日と24日、シェアスペース「トナリノ、」(熊谷市鎌倉町)で行われる。
主催は着物クリエーターの高野裕樹さん。「自分が欲しいと思う着物がない」と、自ら反物や羽織ジャケットを製作しているという高野さんは、定期的に仕入れるリユース着物や帯を家賃や光熱費などの固定費をかけずに低価格で提供できないかと考え、店舗ではなく地域のレンタルスペースで移動販売する「着物キャラバン」を企画した。高野さんは「あなたの街に伺います」とSNSで呼びかけ、反響しだいで今後県内外へ出店するという。
販売するのはリユース(古着)着物や帯などおよそ100点。価格は1点500円。4点以上購入者を対象に「詰め放題袋」(2,000円)も用意する。
「着物を着る機会が減り、呉服店やリサイクル着物を扱う店も少なくなっている。職人が創る着物作品はもちろんすばらしいが、もっと手軽に着物を手に入れられれば着る人が増えるのでは」と高野さん。「汚れやシミがあったりサイズが不明だったりと細かい要望には応じられないが、たくさんの着物と出合うきっかけになれば」と話す。
高野さんは「メジャーを持参いただき、サイズの合うものを選んでほしい」と呼びかける。「仕立て直しなどは地域の専門店で相談いただけたら」とも。
営業時間は11時~16時。