ラグビー埼玉パナソニックワイルドナイツの選手らが6月2日、熊谷市役所を訪れ、リーグ優勝を報告した。

竹山晃輝選手（左）と小林哲也熊谷市長（右）

　ワイルドナイツは今シーズンから始まった国内最高峰「ジャパンラグビーリーグワン」に臨み、新型コロナの影響で開幕から2試合不戦敗の後、プレーオフ決勝まで16連勝し、初代チャンピオンに輝いた。

　当日は竹山晃暉選手、長田智希選手をはじめ、チーム関係者と昨年まで市役所職員だった木川隼吾スクマムコーチらが訪れ、小林哲也熊谷市長に優勝トロフィーや優勝盾を披露。玄関ホールではチームの青いジャージーシャツを着た職員らが大きな拍手で迎えた。

　表敬訪問でパナソニックスポーツの久保田剛社長は「熊谷に優勝カップを持ち帰ることができてうれしく誇らしく思う」と報告。小林市長は「熊谷は『暑い街』の代名詞だったが、『ラグビー日本一の街』として紹介できるようになった。心から感謝する」と優勝をたたえた。

　竹山選手は「皆さんの熱い応援が選手の力になった。しっかりファンや地域の方とつながれたことが優勝という結果になったと思う。これからも応援してもらえるよう、成長しながら頑張っていきたい」と話した。

　ワイルドナイツはリーグワンの前身「トップリーグ」に続き2季連続で優勝、フェアプレーチーム賞を受賞。一番反則が少なく規律が整っているチームに与えられるフェアプレーチーム賞について、飯島均ゼネラルマネジャーは「誰かが見ている、見ていないにかかわらず反則をしない。選手は自問自答しながらプレーしている。ラグビーのフェアプレー精神を文化として地域に伝えていければ」と話した。「これからが始まり。ラグビーを通じて地域でどんなコミュニティコミュニティーを作るつくることができるか考えていきたい」とも。