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行田・忍城おもてなし甲冑隊、一日甲斐姫に「行田市蓮の大使」木暮照子さん

忍城おもてなし甲冑隊の成田長親総大将(左)と行田市蓮の大使の木暮照子さん(右)

忍城おもてなし甲冑隊の成田長親総大将(左)と行田市蓮の大使の木暮照子さん(右)

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 行田市蓮の大使で工芸作家の木暮照子さんが6月26日、同市「忍城おもてなし甲冑(かっちゅう)隊」の「一日甲斐姫」として活動し、行田市の魅力をアピールした。

一日甲斐姫の木暮さん(中央左)、行田豆吉(中央右)と忍城おもてなし甲冑隊

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 忍城おもてなし甲冑隊は、戦国時代に石田三成の水攻めにも落ちなかった「忍城」で活躍した武将をモデルに結成され、ちょんまげ作り体験や城下町歩きツアー、観光イベント出演など行田市の観光を市内外でPRしている。現在のメンバーは、総大将の成田長親、家老の正木丹波守、柴崎和泉守、酒巻靱負、足軽・あおの5人。今年4月までは忍城城主成田氏長の長女・甲斐姫が在籍していた。不在となった甲斐姫に一日限りでなりきってもらう「一日甲斐姫」として市に縁のある人を迎えようと企画した。

 初の「一日甲斐姫」に選ばれたのは蓮の魅力を内外に伝える「行田市蓮の大使」の木暮照子さん。工芸作家でも知られる。当日は毎月披露している行田市郷土博物館東門前での「演舞パフォーマンス」に特別出演した。足袋を履き、姫の装束を身に着けて甲斐姫になりきった木暮さんは「甲斐姫、18歳です」と笑顔であいさつし、集まった約100人の観客に「蓮クイズ」を出題。「今年初の蓮の開花は6月4日でした。さて白い蓮と赤い蓮、どちらが最初に開花したでしょうか」と問いかけ、正解者にポストカードを進呈した。木暮さんは「行田市の蓮はちょうど今、見頃を迎えているので蓮の花をぜひご覧ください」と呼びかけた。一日甲斐姫は午前午後のパフォーマンスに出演し、午後の部では行田市在来青大豆のイメージキャラクター「行田豆吉」くん、観客らと共にPRソング「あおだいずのうた」を踊り、蓮のポーズを披露。終了後には一人ひとり記念撮影に応じていた。

 木暮さんは「甲冑隊の皆さんのことは知っていたが、ご一緒しておもてなしの仕方や気配り心配りの細やかさを改めて感じた。これかも応援したい」と話す。成田長親さんは「市内外で行田のことや蓮のことをPRされていて、行田観光を発信するわれわれと通じるものを感じていた。初の一日甲斐姫は木暮さんにと決めていた。一緒に活動ができて面白かった。台本もなく、見ている人に合わせてやりとりを変えている姿に刺激を受けた」と振り返る。「今後も機会があれば一日甲斐姫を迎えたい。甲斐姫になりきってもらい、行田のことを知り興味を持つきっかけになればうれしい」とも。

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