カフェ「cafe haruu（カフェハルゥ）」（熊谷市妻沼東4）がオープンして3カ月がたつ。

日替わりで提供する「本日のトーストランチ」の一例

　住宅街のログハウスにオープンした同店。店内は暖炉や和太鼓、アンティーク家具などが並ぶ。店主の春原敏雄さん・正江さん夫婦は「居心地のよい空間で、食事のみならず幅広い年代の方にゆっくり過ごしてもらう憩いの場を目指したい」と話す。店舗面積は約20坪。店内にテーブル4卓18席と外にテラス席を設け、駐車場とサイクルラックも備える。

　食事メニューはサラダとドリンク付きの日替わりランチ。種類は「盛り合わせプレート」や「本日のパスタランチ」「本日のトーストランチ」など。正江さんは「妻沼は野菜がとてもおいしい。プレートには旬の野菜をふんだんに使っている。特にサラダは自分が食べたい量をたっぷりと盛り付けている。パスタに使う小麦粉の原料は国産」と話す。ドリンクメニューはコーヒー紅茶、ハーブティーをはじめ、季節限定のドリンク、ランナーやサイクリスト向けにプロテインドリンク（牛乳割り、豆乳割り）をそろえる。事前予約制でパーティー料理も提供する。

　調理師免許を取得し、「いつか自分で店を始めたい」という長年の思いを実現した敏雄さんは「家族や周囲の協力でオープンすることができた。一人では始められなかった」と振り返る。

　オープンから3カ月。近所の人やインスタグラムで知った人などの口コミやSNSのシェアで徐々に来店客が増え、サイクリストやペット連れの来店もある。「20年以上妻沼に住んでいたので近隣は懐かしい顔ばかり。オープンを知って来てくれる人がたくさんいてうれしい」と話す敏雄さんは、趣味のマラソンで利根川沿いをよく走るという。「妻沼滑空場に来る人やサイクリストにも中継地点として休憩場所に使ってもらえたら」と呼びかける。

　正江さんは「まるで森の中にいるような木の温もりと香りが漂う店を生かしてイベントを企画し、人が集い楽しむ空間にしたい」と意気込む。「季節や旬に合わせてメニューの内容を変え、何度来ても飽きずに楽しんでもらえるような店にしていきたい」とも。

　営業時間は10時～15時。土曜・日曜のみ。