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行田のピザ店が5周年 埼玉県産の食材使い、おいしさ知ってもらいたい

店主の岡田英明さん。のれんとTシャツに店名の頭文字とピザのイラストが描かれている

店主の岡田英明さん。のれんとTシャツに店名の頭文字とピザのイラストが描かれている

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 行田のピザ店「PAZZO DI PIZZA!GYODA」(パッツォディピッツァ!ギョウダ)(行田市佐間、TEL 048-507-5917)が8月3日、オープン5周年を迎えた。

マルゲリータ(画像提供=PAZZO DI PIZZA GYODA)

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 窯焼きピザとパスタを提供する同店。「家族連れ、子ども連れでも安心して楽しめる店」をコンセプトに、店主の岡田英明さんがピザ店での修業を経て地元に戻り、2017(平成29)年に開いた。店名はイタリア語で「ピザに夢中」という意味。岡田さんが店長を務めていたピザ店の店名を使い、初心を忘れないようにとの思いを込めた。店舗面積は25坪。「和モダン」をイメージしたという店内には窯で焼く様子を眺められるカウンター席2席のほか、雰囲気の異なる椅子を配置するテーブル席12席、畳小上がり4席を設ける。

 ピザ生地に使う小麦粉は収穫時期に合わせて、イタリア産小麦と行田産小麦「ゆめちから」をメインに配合し天然酵母を使う。高温の窯に入れてから70~90秒の短時間で焼き上げ、生地に水分を残すことで「モチモチした食感」になるという。埼玉県産の野菜や肉を使い、チーズはイタリア産を中心に数量限定で「やまなみチーズ工房」(秩父市)のモッツァレラチーズも使っている。

 メニューは、マルゲリータ(990円)、マリナーラ(770円)、ビスマルク(1,200円)をはじめ、「お年寄りにも気軽に楽しんでほしい」となじみのある和の食材を使った「パンチェッタと深谷ねぎ」(1,200円)、「かつお」(1,100円)なども用意する。「パッツォ風ポモドーロ」(990円)などのパスタ、季節の食材を使った窯焼き料理(440円~)もそろえる。4人以上で予約注文できる新メニュー「マルゲリータ食べ比べ」(1人=4,000円)はオイルやチーズで味を変えてを楽しめるといい、岡田さんは「生産者をリスペクトし、埼玉県産食材のおいしさを知ってもらいたい」と話す。

 5周年を迎え、岡田さんは「地元の食材を使う地産地消のピザ屋を目指していたが、当初は地元生産者とのつながりがなかった。お客さまが地元の食材やその生産者を教えてくれた。コロナで大変だった時も常連のお客さまがテイクアウトで利用してくれたり、SNSを見て来てくれたりと支えてもらった。お客さまに感謝の気持ちを伝えたい」と笑顔を見せる。「コロナ以前に行っていたピザ焼き体験や店内での音楽ライブなども、状況を見ながら復活させていきたい」とも。

 営業時間は、11時~16時、18時~22時。水曜、第2・第4火曜定休。

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