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「くまがやサンタプロジェクト」が市内こども食堂へプレゼント届ける

プレゼントを受け取る熊谷なないろ食堂の山口さん(中央)とくまがやサンタプロジェクトの臼杵さん(左)、ゆりかごの尾沼さん(右)

プレゼントを受け取る熊谷なないろ食堂の山口さん(中央)とくまがやサンタプロジェクトの臼杵さん(左)、ゆりかごの尾沼さん(右)

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 「くまがやサンタプロジェクト」が12月23日、熊谷市内のこども食堂や児童養護施設などにクリスマスプレゼントを届けた。

サンタ帽子はゆりかごが製作した

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 2016(平成28)年から始まった同プロジェクト。ベーグル店店主の臼杵健さんは毎年12月上旬にオリジナル「サンタ帽子」(1,000円)を店頭やイベントなどで販売し、収益をイベント運営や寄付などに活用している。臼杵さんは「街中にサンタ帽子を手にした『くまがやサンタ』を増やすことで、熊谷の12月がもっと楽しくなれば。みんなにプレゼントを配る優しいサンタ、そんなサンタが街にあふれていたら楽しく優しい街になるのではとの思いから、購入者=賛同者を募り活動を広げている」と話す。「これまで350人以上のくまがやサンタが誕生している」とも。

 昨年は児童養護施設「雀幸園」(熊谷市四方寺)へ一輪車をプレゼントした。今年は要望を聞き、雀幸園にボードゲームを、こども食堂「熊谷なないろ食堂」(熊谷市石原)に学用品をプレゼント。受け取った「熊谷なないろ食堂」の山口純子代表は「大勢のサンタから子どもたちへのプレゼント。本当にうれしい。こども食堂で大切に使わせてもらい、毎月のフードパントリーでもひとり親家庭など必要としている方へ届けたい」と話す。臼杵さんは「プレゼントを届けて、喜んでもらってよかった。必要とされてることが改めて分かったので今後も続けていきたい」と意気込む。

 サンタ帽子は市内の多機能型事業所「ゆりかご」の就労支援B型メンバーに製作を依頼。2018(平成30)年から累計350個以上を作っているという。メンバーは入れ替わりながらそれぞれ得意分野を生かした工程を担当。製作専用の作業室を施設内に設けてサンタ帽子を仕上げているという。臼杵さんは「年々クオリティーが上がっていて驚いている。デザインの種類も増え、買ってくれた人も『どれにしようか』と悩むくらいだった。協力がありがたい」と笑顔を見せる。

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