JR熊谷駅コンコースの「スポーツ熱中都市熊谷PRコーナー」「ラグビータウン熊谷情報コーナー」に4月1日、デジタルサイネージ(=電子看板)が設置される。
熊谷ロータリークラブが創立70周年記念事業の一環として、熊谷市役所スポーツ観光課に65インチの縦長ディスプレーを寄贈した。同スポーツ観光課によると、熊谷市内の施設で行われるさまざまなスポーツの試合や大会情報を表示して市民に知らせると共に、熊谷に訪れる人への歓迎メッセージを表示し、観光案内の役割も持たせる予定という。
駅北口のエスカレーター近くに設置している「スポーツ熱中都市熊谷PRコーナー」「ラグビータウン熊谷情報コーナー」では、高校・大学のラグビーや陸上、サッカー、グライダー競技会など熊谷で行われるスポーツイベントの情報を掲出。熊谷市を拠点に活動するスポーツチームの試合情報も紹介している。市役所と市民有志からなる熊谷ラグビー合唱団が、「スポーツ熱中都市」宣言を掲げる熊谷市で行われるスポーツを盛り上げようと、手作りでホワイトボードに掲出・更新してきた。
デジタルサイネージ設置は、ホワイトボードの出し入れを見ていた熊谷ロータリークラブの重竹淳一さんが提案した。「熊谷市の玄関口である熊谷駅に、スポーツ情報を発信する仕組みは絶対に必要」と会の賛同を得て寄贈が決まったという。重竹さんは「情報発信はもちろん、会場へ向かうスポーツ選手や学生たちに『駅に僕たちの大会名が出ている』と見てもらいたい。おもてなしにつなげられれば」と期待を寄せる。
2月24日は、熊谷ロータリークラブのメンバーと熊谷ラグビー合唱団の臼杵健団長、八ツ田彰熊谷駅長、小林哲也熊谷市長、熊谷市役所スポーツ観光課職員が立ち合い、現場で設置イメージを確認した。合唱団の臼杵団長は「これまで朝晩のホワイトボード設置は合唱団のメンバーが分担して継続してきた。デジタルサイネージが加わることでさらに人目を引く。ホワイトボード掲示板と合わせてスポーツ情報発信やおもてなしメッセージを掲載するなど、効果的な運用を協働できれば」と意欲を見せる。