「第40回星川夜市」が3月11日、熊谷市の中心市街地を流れる星川沿いで行われた。
ラグビーチーム「埼玉パナソニックワイルドナイツ」の竹山晃暉選手、谷昌樹選手が来場。星川夜市をインスタグラムで紹介した
冬季と夏季を除く毎月第2土曜に開いている「星川夜市」は、星川通り片側約200メートルを車両通行止めにして飲食やクラフト雑貨、活動PRなどのブースが市内外から30~50店出店するナイトバザール。2018(平成30)年10月、県「NEXT商店街プロジェクト」として「星川を中心に熊谷というまちを住民が楽しもう!」との思いからスタートしたという。野外ライブやイベント企画のほか、企業や大学と連携した社会実験も行われ「まちづくり」の実践の場としても活用されている。
1月と2月の冬季休みが明け、3カ月ぶりに開催した40回目の星川夜市は過去最多の53店が出店。来場者数は2934人だった。初出店した近隣の新規オープン店や、毎回出店している店、市民活動を広めるPRなど多種多様なブースが並んだ。出店者からは「にぎわっていた。たくさんの人に立ち寄ってもらえた」「久しぶりの夜市、毎回出会いがあっていい」と来場者との交流を喜ぶ声や、「熊谷は夜市があっていいねと言われた」「たまたま来たという人がいた。にぎやかな雰囲気が人を呼んだのかもしれない」と夜市の集客効果を実感する声があった。
実行委員会の企画イベントは、星川の川岸を使った「第40回星川夜市卒業式」、大きなルーレットを回して「どこにいく?」か決められる「星川夜市案内所」、来場者同士が持ち物を交換出来る「物々交換処(どころ)」の3つ。卒業シーズンにちなんだ卒業式では、「あなたの〇〇な卒業に卒業証書授与します」と題してスクリーンに「卒業証書」を映し出し、実際に授与式も行った。「物々交換処」はインスタグラムへの投稿で交換状況をリアルタイムで知らせた。
実行委員長の木村俊太郎さんは「実行委員のメンバーは大学生や社会人で商店街と直接関わっていない人ばかりだが、地域と関わる場所、自分の趣味や特技を生かす場所としてイベントを一緒に盛り上げてくれている。ミーティングで企画を考えたり、意見を出し合ったりしながら続けてきた。5年目を迎え、これまでの方針や目的を大切にしながら、長く続けられるよう再考していきたい」と話していた。
次回は4月8日。