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熊谷にアメリカン喫茶 3世代の家族がつなぐ、地域に根付いた店づくり

妻の俊子さんとオーナーシェフの堀越真利さんは元ダンサーと元バンドマン

妻の俊子さんとオーナーシェフの堀越真利さんは元ダンサーと元バンドマン

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 熊谷のアメリカン喫茶「ニュートウゲ」(熊谷市佐谷田、TEL 090-5325-0477)がオープンして3カ月がたった。

3色から選べるクリームソーダ

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 国道17号線沿い。熊谷市「佐谷田陸橋」東側に位置し、「夜を彩るネオンサイン、1950年代のアメリカの田舎町のダイナー」をイメージした同店。1950年代の米国の文化と純喫茶が好きというオーナーシェフの堀越真利さんと妻の俊子さんが、「2人の好きなものと好きなものを掛け合わせて、他にはない魅力を出していきたい」と開いた。真利さんは「映画のワンシーンのような雰囲気の中で、昭和の香りを感じる懐かしい喫茶店のフードとドリンクを楽しんでほしい」と話す。

 店内にはロックンロールやドゥ―ワップの音楽が流れ、照明やテーブルは1950年代のビンテージを配置。真利さんが祖父から譲り受けた1940年代のバイク、父親が営む日本料理店「とうげ本店」で使っていた椅子を使う。店舗面積は約40坪。席数は、カウンター=4席、テーブル=8卓23席、テラス=6席。テラスはペットと一緒に利用できる。

 16時まで提供するランチメニューは、「もつ煮ランチ」(900円)「特製ビーフカレー」(950円)「ナポリタンプレート」、(1,200円)「ロコモコプレート」「包み焼ハンバーグランチ」(以上1,300円)「ステーキライスランチ」(2,200円)など。ティータイムも楽しめるスイーツメニューには、アメリカンダイナーで定番の「アメリカンバナナスプリット」(1,500円)や「チョコレートパフェ」(800円)をはじめ、メロン、ブルーハワイ、ストロベリーの3色から選ぶ「クリームソーダ」(650円)などをそろえる。ディナータイムにはランチメニューに加え、「タコライス」(1,200円)「ガーリックシュリンプパスタプレート」(1,500円)「4種のチーズと季節の野菜の焼きカレー」(1,200円)など17種、サイドメニュー10種を用意。食事メニューは全てテイクアウトでき、今後メニューを増やす予定。

 真利さんの祖父が1958(昭和33)年から同地で営んでいた「大衆食堂 峠茶屋」の看板メニュー「もつ煮」は、持ち帰り用冷凍パック(400グラム=1,100円)も販売。真利さんは「下処理に時間をかけて、もつが苦手な人でも食べられるように仕上げている。大衆食堂からアメリカンダイナーに時代とともに変わっても、変わらぬ思いと味を楽しんでほしい」と話す。

 オープンから3カ月、口コミやSNSを通じて幅広い年代の客が訪れている。「国道沿いの目につきやすい立地なので、工事中から楽しみにしてくれていた人やご近所さんも立ち寄ってくれてうれしい。地域に根付き、3世代で楽しんでもらえる家庭的な店にしていきたい」と真利さん。「店内にドラムセットも用意しているので音楽ライブも積極的に開いていく。結婚式の2次会などでも利用してもらえれば」とも。

 営業時間は11時~21時。月曜定休。

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