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熊谷に2日間限定の舞台小屋「まちかど劇場 くまがや座」

「思い出多い店が芝居小屋になる」と話す運営委員会の依田さん(左)と臼杵さん(右)

「思い出多い店が芝居小屋になる」と話す運営委員会の依田さん(左)と臼杵さん(右)

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 舞台小屋「まちかど劇場 くまがや座」が7月29日・30日、公演を行う。

「まちかど劇場 くまがや座」出演者紹介

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 今年1月に閉店した和食レストラン物件を使って、演劇、落語、即興芝居、コメディーパフォーマンス、経営者3人がそれぞれ新しい視点でスピーチする「シン・視点」、紙芝居、朗読、音楽ライブ、ダンスパフォーマンス、キッチンカーによる飲食販売、フードドライブなどを展開する。

 きっかけは熊谷市出身の俳優で同市観光協会に勤める依田哲哉さんの思い付きから。「エンターテインメントからにぎわいとつながりを広げるまちづくりと、全ての子どもに楽しみと感動を届ける子ども劇場を」と、賛同する市民と運営委員会を立ち上げた。運営費は来場者に呼びかける資金カンパ、出店料、オリジナルタオルやのぼり協賛などでまかなう。当日会場で「オリジナル木札」も販売する。

 出演者で熊谷出身のオペラ歌手・岡崎麻奈未さんは「文化面でも充実した故郷であってほしいと思っていた。すてきな企画で歌えるのがうれしい」と期待を寄せる。熊谷市民でアマチュア落語家の長島利夫さんは「地元で落語の定席ができるのは、31年間のアマチュア落語家の夢だった。若い世代のこうしたイベントが広がれば、空き店舗対策にもなるはず」と話す。高校時代にこの場所でアルバイトをしていたという女性は運営ボランティアに申し出て、「青春の思い出が詰まった場所でこんなイベントが開かれるとは」話す。

 11時開演(10時開場)。18歳以下入場無料。演目によって資金カンパを呼びかける。

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