仮装して市内の参画店を巡るハロウィーンイベント「クマガヤハロウィン2023」が10月27日から3日間、熊谷市内で開催される。

インスタグラムで紹介している「#クマハロキャプテンこんにちはツアー」。左上から時計回りに「ドネルケバブハミー」「株式会社トヨタレンタリース新埼玉　熊谷駅正面口店」「ニャオざねまつり」「（株）ピーアイピー」「ペルレ」「ニシダ飴」

　7回目となる熊谷の恒例イベント。ハロウィーンの時期に各店が独自に行っていたサービス情報をまとめてPRし、まち全体で盛り上げようと」2017（平成29）年から市民がボランティアで運営してきた。協賛店や市内小学校へマップ付きのチラシを配布し、参加者にはマップを手に市内各地を巡ってもらう。

　菓子店やカフェなどの飲食店をはじめ、雑貨販売店、学習塾、音楽教室、レンタカー事業店、百貨店、地元情報発信施設など35店が参画。「トリック・オア・トリート」と言って来店した子どもたちにお菓子を進呈する。場所によっては仮装して来店すると商品の合計金額を割引するサービスも用意している。

　今年初の試みとしてスタンプラリーも同時開催する。期間中、スタンプ設置店を巡り、チラシにスタンプ5個を集めると日用品店「カールヴァン」（熊谷市筑波）で「アメすくい」に参加でき、地元コミュニティー放送局の冊子「FMクマガヤcluBマガジン」にスタンプを10個集めると先着10人にプレゼントを進呈する。

　実行委員会は現在、クラウドファンディングサイトを通じ運営費支援を呼びかけている。「今年もクマガヤハロウィンを楽しみたい！ 去年に引き続き、みんなで熊谷市を盛り上げるべく、クラウドファンディングに挑戦します」として、「期間中に仮装したキャプテンと記念撮影、SNSで宣伝してもらえる権利」や「協賛店に感謝の気持ちを届ける支援」「ただただ応援！」などさまざまなリターン品を用意する。

　イベントキャプテンの島崎麻美さんは「#クマハロキャプテンこんにちはツアーと名付けて、インスタグラムで協力店を紹介している。イベントで地域の店を知るきっかけにしてもらい、子どもたちと熊谷の店をつなげられれば。大人になって、このイベントを思い出して地元店を利用してほしい。ハロウィーンの非日常を地元熊谷の街中で味わえる面白さを楽しんでほしい」と話す。

　島崎さんは2017年に参加者としてイベントを知り、有志の活動に魅力を感じたという。2018（平成30）年にチラシ配布を手伝い、2019年にキャプテン就任、協力店募集や連絡、市内小学校へのチラシ手配など取りまとめた。　

　開催時間は各店により異なる。