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行田・世界最大の田んぼアートで稲刈り体験 「翔んで埼玉」、立体的に

「翔んで埼玉」のタイトル文字と埼玉県のシルエット、一礼する2人の姿が浮かび上がった背景刈り取り後の田んぼアート

「翔んで埼玉」のタイトル文字と埼玉県のシルエット、一礼する2人の姿が浮かび上がった背景刈り取り後の田んぼアート

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 約2.8ヘクタールあり「世界最大の田んぼアート」として知られる行田市の「田んぼアート」で10月21日、稲刈り体験が行われた。

背景部分刈り取り前の 田んぼアート。10月20日撮影(画像提供=行田市)

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 16回目を迎えた今年のデザインは、映画「翔(と)んで埼玉」の続編公開を記念した登場人物とコラボレーション。GACKTさんが演じる「麻実麗」と二階堂ふみさんが演じる「壇ノ浦百美」を大きく描き、中央に「翔んで埼玉」のタイトル文字と埼玉県のシルエット、一礼する2人の姿、行田市のシンボル「古代蓮(はす)」を合わせた。今夏は猛暑の影響で稲の生育不良が懸念されたものの全体的な絵柄に遜色はなく7月中旬から見頃を迎えていた。

 当日は224人の参加者が黄金色の田んぼに入り、絵柄の背景部分を鎌で刈り取った。市内に住んでいる親子の母親は「学校が統合されて田植え体験がなくなってしまった。今年は田植えにも稲刈りにも参加した」と話し、小学生児童は「稲をまとめるのが最初は難しかった。でもやっているうちにだんだんできるようになって楽しかった。お米が大好き。食べるのが楽しみ」と話していた。稲刈りの前に古代蓮タワーから田んぼアートを眺めてきたという夫婦は「見頃になってすぐ8月にもタワーに上がったが、収穫の時期の稲の色もいい。実りの秋を感じた」「来年も期待したい」と話していた。

 田んぼアートは11月下旬に全面刈り取りを行い、田植え体験、稲刈り体験の参加者に精米した米を配布する。それまで立体的な田んぼアートとして楽しむことができる。

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