八木橋百貨店正面東口に12月4日、映画「翔(と)んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」にも登場する熊谷の夏のシンボル「大温度計」が設置された。
熊谷地方気象台発表の最高気温は10.2度、最低気温は2.4度だった
劇中でも競技場のシーンに登場する大温度計。八木橋百貨店が2009(平成21)年~2017(平成29)年まで3代目温度計として実際に使っていた物を貸し出した。
同温度計の高さは4メートル。気温は45度まで表示できる。当時熊谷市がアピールしていた「あついぞ!熊谷」の文字と、シンボルキャラクター「あつべえ」がうちわを手に真っ赤な顔で目を回しているイラストが目を引く。「あつべえ」の上には、2000(平成12)年9月の最高気温39.7度、2011(平成23)年6月の最高気温39.8度、2014(平成26)年の積雪新記録62センチの情報も記されている。
同店では、地元埼玉が舞台の映画の続編公開を記念し期間限定で設置することを企画。寒い冬に暑さをアピールする大温度計を組み合わせようと、設置当日まではクリスマスツリー横に置く予定だったが、大きすぎて店内に入らず、いつもの正面東口に設置したという。
熊谷地方気象台発表の12月5日の最高気温は10.2度、最低気温は2.4度だった。この日、来店していた人たちは不思議そうに41.1度の温度計表示を見上げていた。
営業推進 販促・企画シニアアドバイザーの宮地豊さんは「温度計を見たお客さまから問い合わせがあったり、声をかけてもらったりしていている。外は寒くても、地元民の心は熱い。大温度計を見に来てもらえたら。店内3階では翔んで埼玉オフィシャルグッズフェアも行う」と話す。
12月18日まで。