1月1日に発生した「令和6年能登半島地震に関する被災地支援」への災害支援物資を収集する作業が1月4日、熊谷商工会議所内(熊谷市宮町)で行われた。
収集は日本青年会議所の呼びかけに応じて熊谷青年会議所が行った。日本青年会議所は地震発生翌日の2日、被災地の青年会議所メンバーから必要な災害支援物資を聞き取り、同日夜から全国各地区協議会、ブロック協議会が災害支援物資を集めて、1月3日に被災地に向けて災害支援物資の搬送を開始した。
熊谷青年会議所でも1月3日、フェイスブックやウェブサイトを通じて支援物資の募集を告知。超短期的災害支援として募集品目をブルーシート、簡易トイレ、土のう袋、ナイロンロープ、生理用品に限定した。
熊谷商工会議所内に設けた受け付けで4日、多くの人が物資を持ち寄る様子が見られた。熊谷青年会議所の中島悠太理事長は「告知から短時間で準備・回収したにもかかわらず、たくさんの支援物資を預かることができた。集まった物資を載せたトラックは近隣市町村からの支援物資と一緒に加須市に倉庫を持つメンバーが提供してくれた集約場所から4日夜に出発。5日朝には七尾市(石川県)と羽咋市(同)の物資納品所へ到着した」と話す。
「時間の経過と共に被災地が必要とする物は変わっていく。今後は人的支援へ移っていくのでは。被災地のニーズに合った災害支援物資を把握し、迅速に支援していきたい」と意気込む。「SNSなどで最新情報ををチェックしてほしい」とも。