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埼玉ワイルドナイツが開幕から3連勝 来春廃校の長瀞第二小児童招待も

埼玉ワイルドナイツは開幕3連勝で勝ち点15、リーグ首位

埼玉ワイルドナイツは開幕3連勝で勝ち点15、リーグ首位

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 ジャパンラグビーリーグワン ディビジョン1 第3節が12月23日、熊谷ラグビー場(熊谷市上川上)で行われ、埼玉パナソニックワイルドナイツが44-17でリコーブラックラムズ東京に勝利した。観客数は6825人。

内田選手、リコーブラックラムズ東京の柳川大樹選手の100キャップを祝う記念セレモニー

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 前半、キャプテンの坂手淳史選手と、野口竜司選手がそれぞれ2つのトライを挙げ先制。相手にペナルティーゴールを許すも22点リードで折り返す。後半は長田智希選手、堀江翔太選手がトライ。この日リーグ公式戦100キャップを迎えた内田啓介選手が登場直後にトライを決めるなど得点を重ねた。

 当日会場には埼玉パナソニックワイルドナイツの招待で町立長瀞第二小学校の児童ら約50人が来場し、バックスタンドから「頑張れ」「ワイルドナイツファイト」と声援を送った。来年3月に廃校する同校が、「埼玉県のラグビーチームを応援して、児童みんなで記憶に残る思い出をつくりたい」とチームにメッセージを送り、全校児童の試合観戦が実現した。神田卓也校長は「初めてラグビーを見る子どももいる。迫力のあるプレーを目の前で観戦できて、特別な記念になった」と話した。児童からは「テレビで見るよりも選手がぶつかる時の迫力がすごい」「長瀞第二小学校のみんなで一緒にどこかに行くことがあまりなかったので楽しかった」「招待してくれたと聞いてすごくうれしかった」と喜びの声があった。

 試合終了直後に内田選手、リコーブラックラムズ東京の柳川大樹選手の100キャップを祝う記念セレモニーが行われた。内田選手は「入団してから今まで本当にいろんな選手のメモリアルゲームを見てきたが、まさか自分が達成できるとは思ってなかった」と喜びと周囲への感謝を伝えた後、「報告したいことがある」と続け、「今シーズンで引退することを決めている。まだシーズンは始まったばかりだが、温かい目で見守ってくれれば」と話した。チームにも発表を伝えていなかったという内田選手の言葉に会場内はどよめいた。内田選手は「多くの子どもたちにラグビー(=スポーツ)を楽しんでいるところを見せたい」と話す。

 試合後、坂手キャプテンは「仲間の節目の試合を勝利で飾ることができて良かった。引退を表明した2人はまだまだチームに必要。今シーズンも働いてもらい、最後には、彼らにはなむけできるような結果を残せればと思う。特別な一年になると再確認した」と力を込める。

 次回のホストゲームは2024年1月6日、熊谷ラグビー場でトヨタヴェルブリッツと対戦する。

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