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羽生にハンバーガー店「BIG BANG DINER」 地産地消の取り組みも

「炭火で焼く肉々しいハンバーガーを楽しんでほしい」と渡邉さん。人生の半分以上をハンバーガーの普及に努めてきたという

「炭火で焼く肉々しいハンバーガーを楽しんでほしい」と渡邉さん。人生の半分以上をハンバーガーの普及に努めてきたという

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 羽生にハンバーガー店「BIG BANG DINER(ビッグバンダイナー)」(羽生市中央)がオープンして3カ月がたった。

ダブルパテチーズバーガー

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 2002(平成14)年から都内でハンバーガーショップ「Baker Bounce(ベーカーバウンス)」を経営していた渡邉貴広さんは羽生にUターンし、2023年4月、ハンバーガー店をプロデュースするためのプラットホーム「Burger Big Bang Project」を立ち上げた。6月には日本一のハンバーガーを決定するフードスポーツの大会「Japan Burger Championship」で優勝。空き店舗を活用して12月27日に同店を出店した。店舗面積は50平方メートル。席数は、カウンター席8席、テーブル席8席。

 メニューは、「ベーコンチーズバーガー」(1,700円)、「アボカドチーズバーガー」(1,600円)、「ダブルビッグバンバーガー」(2,200円)などのスタンダードメニュー6種類のほか、地元食材を使った日替わりの「Today’s 気まぐれBurger」を用意する。「(日替わりには)既成概念を覆す独創的なハンバーガーが入ることもある」と渡邉さん。

 パテはそれぞれ異なる大きさに切った3種の部位を独自の方法で混ぜ合わせ、炭火で焼くことで脂や肉汁が逃げずステーキのような食感に仕上げているという。ベーコンやケチャップは自家製の物を使う。渡邉さんは「最後まで飽きずにおいしく食べられるよう、バンズ、肉、野菜が口のなかで合わさった時のことを考えて組み上げる」と話す。

 「食材高騰などで苦しいが、生産者との距離が近い羽生はハンバーガーショップを始めたい人にとって有利。開業にチャレンジできる環境を作っていく」と意気込む。渡邉さんは地元飲食店にも地域食材を使ってもらおうと今年3月、羽生市と地産地消の推進や、地場産品の販路拡大に取り組む連携協定を結んだ。取り組みの第一弾企画として、市内のバーガー店や同店とつながりのある店が集まる「羽生バーガーフェス」を5月6日に開催する予定という。

 オープンから3カ月、都内からの客や地元客、家族連れ、年配者まで幅広い年齢層が来店しているという。渡邉さんは「お客さまから日本一のハンバーガーが羽生で食べられてうれしいという声もいただいている。提供するハンバーガーは地元食材でできている。地元の良さを再認識してもらい、羽生市を『バーガーの街』として盛り上げていきたい」と意気込む。

 営業時間は11時~15時。営業日はインスタグラムで知らせる。

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