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行田にコーヒー店「クリーズコーヒーハウス」 人が集う地域に根付いた店に

「クリーズコーヒーハウス」店主の栗原博之さん

「クリーズコーヒーハウス」店主の栗原博之さん

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 行田八幡神社近くに自家焙煎(ばいせん)のコーヒー店「クリーズコーヒーハウス」(行田市天満、TEL 070-8539-1786)がオープンして1カ月がたった。

空間が広く感じられるようにキッチンと客席の間の開口を広く設け、椅子はカフェモカ色に統一した店内

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 「誰でも気軽に立ち寄れて、落ち着いて過ごせるコーヒーハウス」をコンセプトに、コーヒー豆を焙煎し、通信販売を行っていた店主の栗原博之さんがカフェ併設の実店舗として開いた。

 店舗の設計はものつくり大学大学院に在学していた娘の里奈さんが担当し、内装には同大の学生も携わった。内装は白を基調に、節目の出た赤松を天井に使うなど、「温かみのあるシンプルな空間」を演出する。店舗面積は約13坪。カウンター席4席、テーブル席2卓4席を設ける。

 自家焙煎のコーヒー豆は、「ブルーマウンテン NO.1」「ブラジル トミオフクダ」「ブラジル NO2(サントス)」「キリマンジャロ AA」など9種類を用意。価格は100グラム800円~3,000円。ドリップバッグは350円~。生豆を30~40分かけ、電気式焙煎機で細かい調整をしながらむらなく焙煎するという。

 カフェメニューは、酸味が強いコーヒーと苦みが強いコーヒーの2種類を週替わりで提供する「本日のホットコーヒー」(400円)、ブラジルとコロンビアのコーヒー豆をブレンドした「アイスコーヒー」(500円)、「クリーズオリジナルコーヒーフロート」「クリーズオリジナルコーヒーソーダフロート」(以上600円)など。コーヒーメニューにはオリジナルパッケージのチョコを添える。「オレンジジュース」(400円)や韓国の屋台スイーツ「ホットク」(400円)も数量限定で用意する。

 栗原さんは2019年、焙煎コーヒー豆を販売している友人に誘われ、焙煎士のスクールに参加。「本当のコーヒーに出合い、奥が深く、はまった」という。本格的に勉強するため、働きながらハンドドリップの技術を中心に豆の生かし方を学んだ。「人が集う場が好きで、カフェを併設した実店舗を構えたいと考えていた」と振り返る。2021年、長女の進学を機に上尾市へ移住。焙煎したコーヒー豆を通信販売しながら行田市内で土地を探していた。「市内を歩き回り、ここがいいと直感的に思った」と話す。

 店名の「クリーズ」は、栗原さんがリーダーを務めていたバンドの名前から。店内はアコースティックライブも可能な防音仕様になっている。

 オープンから1カ月がたち、近隣の住民や市内の学生がリピーターになっている。栗原さんは「地域に根付いた店にし、さまざまな人とつながりたい。コーヒーを通して、ざっくばらんに話をしたり、ゆっくりしてもらったりして、『さあ、また頑張ろう』と思えるコーヒーハウスになれたら」と笑顔を見せる。

 営業日・営業時間はインスタグラムで知らせる。

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