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熊谷・妻沼の菓子店で「縁むすび紙芝居劇場」

第10回縁むすび紙芝居劇場で紙芝居を披露した出演者ら

第10回縁むすび紙芝居劇場で紙芝居を披露した出演者ら

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 「第10回 縁むすび紙芝居劇場」が8月24日、菓子店「さわた本店」(熊谷市妻沼)2階イベントホールで開催された。

観覧無料。熊谷市内外から30人以上が来場した

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 2021年、妻沼観光に訪れた絵本・紙芝居を出版する「童心社」社長(当時)と意気投合した「さわた本店」専務の澤田三重子さんが、紙芝居を主体とした市民交流の場を作ろうと企画し、入場無料で開いている同イベント。出演者は、紙芝居を使って活動している団体や紙芝居を製作している人など、毎回5~7組が集まる。

 今回上演したのは、郷土の偉人を伝える「権田愛三の生涯」「埼玉の三偉人」をはじめ、「アーネスト佐藤、明治維新を作った英国人」、地域に伝わる昔話「権八地蔵」「大熊退治とくまんどうのはなし」、古典怪談「皿屋敷」を元にした落語紙芝居「さらやしきのおきく」、原爆の悲惨さを伝える「二度と」、オリジナルイラストを描いた作品や写真、既製紙芝居など7作品。

 この日の観客数は約30人。集中して聞き入り、うなずいたり、笑顔で拍手したりする様子が見られた。熊谷の偉人・権田愛三のひ孫という権田不二夫さんは「手作りの絵やストーリーがよく描かれていて、とても感動した」と話す。

 深谷市から来たという80代男性は「来場は2回目。紙芝居は子どものころよく見ていたので当時を思い出した。内容がバラエティーに富んでいて勉強になり、紙芝居のイメージが変わった」と話す。

 作品「二度と」を披露した語り手でフリー編集者の関口民子さんは「終戦を迎えた時期ということもあり、この作品を選んだ」と話す。澤田さんは「今後も3カ月ごとに開催していきたい。たくさんの人に来てもらえたら」と呼びかける。

 次回開催は11月16日、13時30分開演を予定する。

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