よもぎ蒸し専用サロン「 雨晴ヨモギ。」(熊谷市末広)が熊谷東小学校近くにオープンして8月29日で1カ月がたった。
全席天井までのカーテンで仕切って、プライベート空間を確保する
コンセプトは「雨の日も晴れの日もおなかの中から暖める。癒やしと活力の源、よもぎの恵みをあなたに」。熊谷の市役所通りで、ヨガスタジオ「amahare studio」(熊谷市宮町)を経営しているオーナーの秋山真紀さんが熊谷市内初の専用サロンとして出店した。
店舗面積は約17坪。店内には、フットバー付きのよもぎ蒸し席5台を備える「太陽のお部屋」と、背もたれ付きのよもぎ蒸し席2台を備える「月のお部屋」の2部屋を設ける。メニューは、よもぎ蒸し通常コース30分=4,000円~。基本のヨモギのほか、ハーブを5種類用意し、体調や希望に合わせて選ぶことができる。
秋山さんによると、「よもぎ蒸しは、中国で始まり韓国に伝わった民間療法の一つ」という。同店では、椅子の下にヨモギを煮立たせた鍋を置いて蒸気を発生させ、利用客は椅子ごと覆うようにした専用マントで頭の先から足の指先まで体全体を包みこんで蒸気を浴びる。
オープンのきっかけは、ヨガスタジオに通う生徒たちの声から。秋山さんは「年齢と共に体を動かすことや、外出することが難しくなる人もいる。何歳になっても体を動かすことを大切にしてほしいが、今まで何もしていない人がいきなりヨガスタジオに行くのはハードルが高いという声や、もっと手軽に体のためになることをしたいという声があり、何かできないかと考えていた。旅先でよもぎ蒸しに出会い、これならと各地のサロンを回って学び、自分のやりたいことを詰め込んだ」と話す。「よもぎ蒸しが運動代わりになれば」とも。
秋山さんは「熊谷地域には、よもぎ蒸しの自宅サロンやエステの一部メニューにあるが専用サロンはこれまでなかった。他の人に会わず、よもぎ蒸しだけに来る気軽さもある」と話す。「よもぎ蒸しを通じて、自分自身を癒やす機会を提供したい。誰でも悩んだり不安になったりすることはあるが、気分や気持ちは何かをきっかけに上がっていくと思うから、(きっかけが必要な人の)背中を押せたらいい」とも。
営業時間は、9時30分~12時、15時30分~20時30分。予約優先。