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熊谷駅ピアノコンテスト最終審査コンサート 音楽を楽しんで、観客も審査員に

来場を呼びかける実行委員の大久保由美子さん(左)と、町田冴子さん(右)。「熊谷駅ピアノ」は設置から2年近く。多くの人がピアノを奏で、たくさんの駅利用者が耳を傾けている

来場を呼びかける実行委員の大久保由美子さん(左)と、町田冴子さん(右)。「熊谷駅ピアノ」は設置から2年近く。多くの人がピアノを奏で、たくさんの駅利用者が耳を傾けている

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 「第2回熊谷駅ピアノコンテスト」の最終審査コンサートが10月12日、熊谷市立文化センター文化会館(熊谷市桜木町)で行われる。

昨年の「第1回熊谷駅ピアノコンテスト最終審査コンサート」の様子

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 「もっと駅ピアノの存在を知ってもらい盛り上げたい」と市民有志から成る「熊谷駅ピアノ実行委員会」が開く同コンテストは昨年に続き2回目。今年5月~7月に熊谷駅ピアノの演奏動画を募集し、応募があった60組の動画をユーチューブで公開。実行委員会が1次審査を行った。

 当日の最終審査は、1次審査を通過した13組が生演奏するコンサート形式。観客が気に入った演奏に1人1票を投じ、観客票数に熊谷出身のピアニスト・森田義史さんと実行委員10人の評価を加えて優勝、準優勝を選ぶ。観客得票数が最も多い「オーディエンス賞」も設ける。

 曲目は、クラシック、ポップス、アニメソングなどさまざま。連弾、他楽器や歌唱とのアンサンブルもあり、子ども、大学生、音楽活動を行っている人など幅広い世代の出場者が演奏を披露する。演奏時にはそれぞれの出場者と「駅ピアノ」とのエピソードも紹介する。森田さんの特別演奏も行う。

 実行委員会によると、1次審査の基準は「また来てほしい、もう一度観(み)たい」をテーマに、全応募動画から、パフォーマンス、技術力、音楽に向ける情熱や、ユーチューブの「いいね」数も対象にして総合的に判断したという。副会長の藤倉久典さんは「第1回、2回と連続で応募してくれた人も多く、年配男性の応募が増えたことも『駅ピアノ』の盛り上がりを感じてうれしい」と話す。

 会長の酒井啓次さんは「昨年、来場したお客さまからは『想像以上に楽しくすてきなコンサートだった。来て良かった』とうれしい感想が寄せられた。観客の皆さまが音楽を楽しめて審査員にもなれる盛りだくさんなコンサートは珍しいと思う。多くの人に足を運んでほしい」と呼びかける。

 12時30分開場、13時開演。料金は2,000円(全席指定)。チケットの申し込みは販売サイトと電話(TEL 090-4710-2976)で受け付ける。当日券も用意する。

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