
「第31回選抜高校女子サッカー大会『めぬまカップ』in熊谷」が3月25日から、熊谷スポーツ文化公園と利根川総合運動公園サッカー場で開催されている。
日本代表「なでしこジャパン」の選手も高校時代に参加しライバルとしのぎを削ってきた「めぬまカップ」。毎年3月、春休みに行われるこの大会は、夏の全国大会に向けた前哨戦とされている。各校とも新チームになって初の全国大会。全国21都府県から上位チームを含む48チームが出場し、高校女子サッカーの頂点を決める。26日・27日には6チームずつ8組に分かれて総当たりの予選リーグを戦い、各組内で順位を決定。28日・29日は同順位となったチームごとにトーナメントを行い、全チームの順位を決める。
25日の開会式には48チームが熊谷陸上競技場に整列。選手宣誓は広島文教大学付属高校主将の枝廣吏音さんが務めた。宣誓で、枝廣さんは広島長崎に原爆が投下されてから今年で80年になること、今なお世界で戦争が続いていること、日本国内では大船渡の山林火災、能登半島地震など自然災害に見舞われていることなどに触れ「私たちがサッカーをできるのは当たり前のことではない。それぞれの地域を背負い、サッカーの楽しさをこの舞台で表現する」と力を込めながら「平和を願い、サッカーができることに感謝して、一つ一つ全力でプレーする。見ている人に感動を与えられるよう正々堂々と戦い抜く」と宣言した。
県内からは、熊谷女子高校、埼玉栄高校、久喜高校、花咲徳栄高校、山村学園高校、松山女子高校、南稜高校、本庄第一高校の8校が出場。