
ジャパンラグビーリーグワン ディビジョン1 第14節が4月5日、熊谷ラグビー場(熊谷市上川上)で行われ、埼玉パナソニックワイルドナイツが55-17でトヨタヴェルブリッツに勝利した。観客数は1万127人。
互いに100キャップを祝う坂手淳史選手(右)、トヨタヴェルブリッツの茂野海人選手
試合は前半11分、この日公式戦通算100試合出場を達成したキャプテンの坂手淳史選手が先制トライ。相手にトライを許すも、続いてマリカ・コロインベテ選手、ダミアン・デアレンデ選手、さらにリサラ・フィナウ選手のトライでリードを広げ、24-12で折り返す。後半一時7点差まで迫られたものの、相手の反則からルード・デヤハー選手がトライを決めると試合の流れはワイルドナイツに。ジャック・コーネルセン選手、佐藤健次選手ら後半だけで5トライし、最終コンバージョンキックを初出場のジョジュア・ノーラ選手が決めて55-17で勝利した。
試合終了直後に坂手選手、トヨタヴェルブリッツの茂野海人選手の100キャップを祝う記念セレモニーが行われた。坂手選手は「このチーム、チームメートと共に100試合目に出ることができてとてもうれしい」と喜び、仲間や家族、これまでの多くの支えに感謝を伝えた。
試合後の記者会見では「チームでけが人が出ている中でも皆が自分たちの役割を理解しつつ、ワイルドナイツのラグビーをするために努力をしてくれるのは本当にありがたいこと。結果としてこのチームの自信にもなる。このチーム、まだまだこれから強くなっていける。そのことを今日一日でさらに確信したことが今日の一番の収穫」と話していた。
リーグ戦全16試合のうちの14試合を終え、11勝2敗1引き分けで勝ち点55の埼玉ワイルドナイツ。この試合でプレーオフトーナメント進出を決めた。
次回の埼玉ワイルドナイツホストゲームは4月26日、リコーブラックラムズ東京と戦う。