
熊谷地方気象台が4月7日、熊谷市内「熊谷桜堤」(熊谷市荒川)で桜(ソメイヨシノ)の満開を観測したと宣言した。
JR熊谷駅から徒歩5分の場所にある熊谷桜堤は、「日本さくらの名所100選」に選ばれている桜の名所。約2キロにわたり土手沿いに植えられた約500本のソメイヨシノと土手を覆うように咲く菜の花とが美しいコントラストで、毎年大勢の花見客が訪れている。
満開とは八分咲きのこと。標本木で約80%以上のつぼみが開いた状態になることで発表される。今年は平年(4月3日)より4日遅く、昨年(4月8日)より1日遅い満開宣言となった。8日は朝から晴れて気温が上昇、13時50分の同気象台観測で20.9℃まで上がった。熊谷桜堤には多くの人が訪れ、土手の下から、上から、それぞれ桜を眺めたり、スマホで撮影したり、満開が続いている菜の花の中に座ったり、桜並木の下を歩いたりして、花見を楽しんでいる様子が見られた。
熊谷市観光協会は同日、4月13日まで「熊谷さくら祭」の開催期間延長を発表。期間中はぼんぼりを設置するほか露店が出店する。18時~21時には夜間ライトアップも行う。荒川河川敷に臨時駐車場(約250台分)を確保する。