
「野菜肉巻串 ごくう」(熊谷市妻沼、TEL 070-9312-6414)4月21日、妻沼中央公民館近くにオープンした。
学生時代から居酒屋店でアルバイトし、卒業後も飲食業に携わってきた妻沼出身の店主・高柳舜さんが地元食材や旬の野菜を使った「ジューシーな肉巻き串と新鮮な野菜巻串屋」をテーマに出店した。
メインは野菜を豚バラ肉で巻いてグリルで焼き上げる「野菜肉巻き串」。店名「ごくう」にちなんだメニュー「串盛り5本」(1,250円)「串盛り9本」(2,200円)などの串焼きメニューのほか、「よだれ鶏」(480円)「チキン南蛮」(580円)など一品メニューもそろえる。高柳さんは「初めての方はレタス巻きやトマト巻き串に驚く。見た目の鮮やかさと食材本来のうま味を同時に楽しめる」と話す。野菜肉巻串メニューは「新生姜」「HAKATA」「ピーマンチーズ」など1種類から注文に応じる。テイクアウト販売も行う。
「30歳までに独立したい」と考えていたものの新型コロナ禍で一時停滞。状況を見極めながらじっくり準備してきた。中でも7年勤め、学んだ「野菜巻串 まんてん」(熊谷市本町)での野菜巻きを中心としたメニュー開発や調理法から「家庭では出せない絶妙な焼き加減や味のバランス」に自信を付けたという。「グリルでじっくり焼くから、野菜の甘みや肉のジューシーさが最大限に引き出せる」と紹介する。ドリンクメニューは果物の粒が特徴の「鬼おろし果実サワー」(パイン、グレープフルーツ、みかん、レッドグレープフルーツの炭酸割り、450円)もそろえる。
店舗面積は約10坪。席数は、カウンター=8席、座敷=2卓6席。高柳さんは「若い人や女性、一人客も気軽に立ち寄りやすい広さと雰囲気、明るく落ち着いた内装を意識した。妻沼は古くからの店が多い。若い人や新規客が入りにくいという声を聞いていたので、地元の絆やお祭りの文化を大切にしつつフラットな店を目指したい」と意気込む。「大人になるにつれて地元を離れてしまう人もいるが、同世代や若い人にアピールできれば。店作りを通して妻沼を盛り上げたい」とも。
営業時間は17時~23時。