
行田市立忍中学校の全校生徒を対象に6月27日、和太鼓集団「舞太鼓あすか組」を招いたコンサートが行田市産業文化会館(行田市本丸)で行われた。
和太鼓集団「舞太鼓あすか組」は、和太鼓の力強さと日本の伝統芸能の優雅さを融合した独自のスタイルが特徴。当日は太鼓や笛の演奏のほか、てんぐと鬼に扮(ふん)した出演者が演奏に合わせて技比べをする「鬼と天狗(てんぐ)」のパフォーマンスなどを披露した。会場は和太鼓の圧倒的な音とリズムに包まれ、生徒たちは日本の伝統芸能の迫力と美しさを肌で感じた。
コンサート終了後、3年の女子生徒は「和太鼓の演奏を生で聴いたのは初めて。体に響く振動と、みんなの息がぴったり合った演奏に驚いた。とてもかっこよかった」と目を輝かせた。2年の女子生徒は「てんぐと鬼の演奏が印象的で、迫力あった。太鼓だけでなく、笛の音色も美しくて感動した」と話した。体験コーナーでは先生や生徒がステージに上がり実際に太鼓を叩く場面もあった。
同校校長の石崎昌稔(崎はたつさき)さんは「予想以上の盛り上がり、生徒たちは素直に音楽を楽しんでいた様子。とても良い機会になった」と話していた。