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熊谷に街道みやげを販売する常設店 五街道の旅情報を発信

街道の特産品を通して生産者を知ることで、現地を訪れる旅のきっかけになればと話すスタッフ

街道の特産品を通して生産者を知ることで、現地を訪れる旅のきっかけになればと話すスタッフ

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 JR熊谷駅ビル「アズ熊谷」内の土産物店「街道みやげ江戸こみち by カールヴァン」(熊谷市筑波)が7月1日、リニューアルオープンした。

アズイースト3階、面積は135平方メートル(40.96坪)。中山道の熊谷や深谷地域の商品も並ぶ

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 2023年10月から「いってんべーす。byカールヴァン」として熊谷や周辺地域の特産品販売と情報発信を行ってきた同店。リニューアルは国土交通省の「江戸街道プロジェクト」がきっかけ。同店を運営する「トランスポート仙台」社長の渡辺浩さんは「優れた商品を製造しながらも販路に悩む生産者の現状を知った」と話す。

 「江戸街道プロジェクト」では、日本橋を起点とする五街道をはじめとする街道沿道地域の企業間の連携や地域への送客促進を目指す。同店は特産品販売や観光情報を集約する拠点。店内に街道ごとの商品ブースを設けて、パネルにあるQRコードを読み取ると、各地域のデジタル版観光ガイド「るるぶ」の情報を閲覧できるようになっている。スマートフォンなどを持たない来店客のために、冊子版の「るるぶ」(JTBパブリッシング発行)をそろえる。来店した市内の女性は「広島ブースで初めて見るお好みソースを購入した。旅行にはなかなか行けないが、QRコードで現地の情報を見て旅の気分を味わいたい」と話す。

 渡辺さんは「江戸街道プロジェクトのコンセプトを反映した常設店として、商品を入れ替え、いつ来ても新しい発見がある店にしたい。商品への質問はスタッフが受け付ける。尋ねてほしい」と呼びかける。

 営業時間は10時~20時。

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