旬を迎えた幻の枝豆「行田在来枝豆」を特集した食べもの付き情報誌「ポタジェ~食べる通信 from 埼玉~」が10月10日、発行される。発行元は、埼玉を食べる(さいたま市西区水判土)。
ポタジェ~食べる通信 from 埼玉~のバックナンバー。県内各地の、知られざる「つくる」ストーリーを伝える情報紙と、紹介した食べものが一緒に届く
行田在来枝豆の元となる「行田在来青大豆」は、行田市とその周辺で栽培されてきた在来の大豆。生産が一時途絶えていたが、2009年から始まった県内各地の在来大豆を評価するプロジェクトで「風味が豊で、甘みが強く濃い」と味が高く評価された。これを受け、2012年から枝豆の生産グループ「行田豆吉クラブ」が立ち上がり、復活を遂げた。
今回、復活ストーリーを伝えるのは、埼玉県域の農作物の物語を伝える食べもの付きの定期購読型情報紙「ポタジェ~食べる通信 from 埼玉~」。農業生産の現場から、作り手の思いや苦労、作物の基礎知識やオリジナルのレシピ、それを育む地域の情報などを伝える全16ページ・タブロイド版の情報紙と、本紙で紹介された作物が一緒に届く仕組みだ。編集長の安部邦昭さんは「地域には、まだまだ知られていない農作物や、情熱を持って育てる生産者のみなさんが大勢いらっしゃる。行田在来枝豆もその一つ。収穫時期が短いため、1年前から生産者と交渉や取材を重ね、準備してきた」と話す。
今の時期の枝豆について「暑い夏には、ビールに枝豆というイメージが強いかも知れないが、もともと枝豆の旬は今。地元・埼玉で古の時代から大切に育てられてきた枝豆を、熱い思いで復活に携わるみなさんのストーリーと共に味わってもらえれば」とも。
同紙は、年4回発行で1号につき2,980円。行田在来枝豆を特集した2017年秋号の申し込みは、10月8日正午まで。申し込みは、ホームページかファクスで受け付けている。