深谷市にある埼玉県農林公園(深谷市本田、TEL 048-583-2301)は6月15日、園内施設を一部リニューアルオープンする。
開園30周年を記念しリニューアルする同園。その第1弾として新たな「農産物直売所」と、木のおもちゃを使い親子で遊べる「木育ひろば」を設ける。
農産物直売所では「知って、買って、食べる」をコンセプトに、地元生産者の新鮮な農産物をはじめ、県内のブランド農産物や6次産業化商品を扱う。売り場面積を現在の1.3倍に拡大し、木工品など県産農林産物が堪能できるアンテナショップを展開。木材文化館「木育ひろば」は、幼児から小学校低学年を主な対象に、積み木、滑り台、木玉プールなど県産木材を使った木製遊具・木製玩具を配置。床材に5種類の木材(スギ、ヒノキ、サワラ、ケヤキ、サクラ)を使い、触感の違いを感じ取ってもらうという。定期的に遊具や玩具の遊び方や楽しみ方、木からの学びなど親子で学習できる「木育講座」の開催を予定する。
農林部農業政策課農協・公社担当の安原美津江さんは「農産物直売所は、県内のさまざまな農産物や加工品、木工品を集め、ここに来れば県内の主な農林産物が購入できる『埼玉県のアンテナショップ』を目指している」と意気込む。「木育ひろばは、子どもたちが楽しく木のおもちゃに触れることで県産木材の良さを感じてもらう場として、家族で遊びに来てもらえたら」とも。
15日から3日間にわたり、リニューアルオープニングイベントを開催。埼玉県のマスコット「コバトン」や深谷市のキャラクター「ふっかちゃん」が来場するほか、農産物直売所では地産地消新鮮野菜のワゴンセールや抽選会、木材文化館(木育ひろば)では親子で木育体験ができる木製ジャングルジム組み立て、箸作り、木玉作りが行われる。
開園時間は9時~17時30分(農産物直売所は17時20分まで、木育ひろばは17時まで)。第2・4火曜定休。イベントは今月17日まで。