熊谷のチョコレート専門店「ショコラティエ・アヌーク」が6月1日、夏季限定のチョコレートドリンクメニュー「麹(こうじ)甘酒の冷たいショコラ」の販売を始めた。
厳選した素材を使い手作りの上質なショコラを販売する同店。サロンを併設し、チョコレートドリンクや季節限定のフラッペなどテークアウトできる商品もある。
同商品は、自家製麹甘酒を中心に数種類の甘酒とチョコレートをブレンドした夏季限定商品。麹の香りがありとろりとした飲み口で、甘酒とチョコレートのどちらもバランスよく感じられるようにした。別添えのジンジャーシロップを加えて味を変化させることもできる。
合わせるチョコレートはアフリカのギニア湾沖にある島「サントメ島」のカカオを使ったもの。店主の植木昌彦さんは「フレーバーに甘酒のような香りがあり、麹甘酒に合いそうだと思った」と話す。昨年、温かい「麹甘酒ショコラ」を販売したところ「飲みやすい」「チョコレートと合う」と好評だったため、夏に合わせ冷たいショコラとしてメニューに加えた。
植木さんは「冷やすと麹甘酒の香りがさらに感じられる。甘酒は『飲む点滴』といわれているくらい栄養価が高い。蒸し暑い季節に入り、疲れ気味な方も試してほしい」と話す。「近頃はテークアウトのお客さまも増えた。ふらっと来店してコーヒーを買うように、チョコレートドリンクやフラッペを片手に帰る方もいる。チョコレート文化が地元に広がってうれしい」とも。
価格は650円(テークアウトは550円)。営業時間は10時~19時。水曜定休。