熊谷の八木橋百貨店(熊谷市仲町)で7月19日から、「坂崎幸之助コレクション 和ガラス浪漫」が開催される。
和ガラスとは、江戸・明治・大正・昭和初期にかけて作られたガラス製のもの。懐かしい醤油瓶やコップ、生活雑器などには、共通して歪みや気泡、濁りなどが見られる。その不完全さが魅力で、時代の息遣いを感じることができる。
現在も多くのコレクターが存在し、坂崎幸之助さんもこのガラスの魅力にはまった一人。約30年以上に渡り、骨董市や古美術店に自ら足を運び、収集してきたという。実に数万点にも及ぶコレクションの中から約400点をセレクトして展示する。
今回の催事を企画した八木橋百貨店の宮地豊さんは、「坂崎さんがブームを起こしたといわれる、紫外線を当てると怪しい薄緑色の光を放つウランガラスも展示する。楽しみにして欲しい」と話す。また、「遠くからのお越しの方は、20~22日に開催する関東一の祇園「うちわ祭り」を見ながら熊谷に来て貰えたら」とも。
開催期間は7月19日~25日まで。営業時間は10時~19時(25日は17時まで)。入場料は500円、高校生以下300円。同時開催「坂崎幸之助 手焼き写真展」。