行田市のリハビリデイサービスセンター美咲郷(みさきごう)(行田市谷郷)で7月24日、「子ども食堂」が開かれる。主催は「わわわ工房」。
「わわわ工房」は、消滅可能性都市一覧に名前の挙がった同市を「子どもたちへ残したい」「町の未来の担い手を育てたいと」と、子どもを中心にさまざまな活動を行うNPO法人。食堂も活動の一環として行う。
同施設の周囲は一人暮らしの家もあり、小学校の通学路でもある住宅街。「子どもや高齢者、一人暮らしの方に地域とのつながりを感じてもらい、助け合いたい」と、生活に困窮する家庭だけでなく、留守宅で保護者の帰りを待つ子どもや一人暮らしの人など「地域の見守り」の役目も担う。
対象は子どもだけでなく、誰でも参加できる。食事は18時からだが、夕方から会場を開放して、子どもたちの宿題を見たりアドバイスしたりする「学習支援」も行う予定。食事だけの参加も可。
「単発イベントではなく、まずは毎月1回を継続して行っていく」と話す同NPOのメンバーで同施設を運営する吉岡隆秀さん。「子ども食堂は全国的に広がってきているが、途中で立ち消えになってしまう団体もあると聞く。本当に困っている人、一人暮らしの人に安心して来てもらうには、継続して提供できることが大切だと思う」と話す。「この地域に根を深く下ろして、長期的に行っていきたい」とも。
開催時間は16時30分~19時。参加費は300円(高校生以下無料)。定員は20人。申し込みはメールで受け付ける。次回は8月21日。