行田市民のソウルフード「ゼリーフライ」を周辺地域へPRするイベント「ゼリーフライパーク」が11月4日、鴻巣のショッピングモール「ウニクス鴻巣」(鴻巣市北新宿)で行われる。主催は行田フライ・ゼリーフライ友の会。
古くから行田地域で食されてきた「ゼリーフライ」は、おからとジャガイモを合わせたコロッケのようなもの。たっぷり染みたソース味とおからが入ってふんわり柔らかい食感が特徴で、ゼニ(銭)フライとも呼ばれる小判型。市内では20店で「ゼリーフライ」を提供するなど市民に広く親しまれている。市外のみならず県内外のB級グルメ大会やイベントに出店依頼も多い。
イベントでは「ゼリーフライ」の歴史をひもとく展示や、ご当地ゆるキャラ「こぜにちゃん」と対戦するじゃんけんや輪投げなどのゲーム、行田市ゼリーフライ大使の潮崎ひろのさんの歌「もちもちゼリーフライ」で参加者も一緒に踊れるライブステージ、こぜに屋特製ガチャを企画。キッチンカー「土土(トゥトゥ)」による揚げたてのゼリーフライ販売もある。
同会飯嶋隆夫副会長は「80年以上にわたって愛されてきたゼリーフライだが、一歩市外に出るとまだまだ知られていない。健康志向でおからが注目され、会ではおからの比率など改良してきた。お子さんにも食べやすい形状と懐かしさを誘うソース味でどなたにも喜んでもらえると思う。幅広い年齢層の方に知ってもらいたい」と意気込む。「こぜにちゃんグッズやゼリーフライ試食券などゲームの賞品もいろいろと用意している。気軽に参加してもらえれば」とも。
開催時間は12時~16時。