熊谷ニットーモール(熊谷市銀座2)1階のイベント広場で12月8日・9日、青森・弘前産リンゴの直売会が行われる。
青森県はリンゴ生産量の全国一を誇り、弘前市は生産量の半分を占める。直売会を開くJAつがる弘前青年部・東目屋支部は、弘前市の中でも世界自然遺産・白神山地に近い山間部に位置する東目屋地区でリンゴを生産する20代~30代らがつくる。
同地区のリンゴは「山のリンゴ」などと評価され、地元で開く直売会では毎年行列ができるほど人気があり、主に地元にしか流通することがなかったという。
直売会を企画したのは熊谷ニットーモールの館長で双日商業開発の廣島兼太郎さん。廣島さんは弘前の複合施設「ヒロロ」(弘前市駅前)で副館長を務めた経験を生かし、「縁のあった青森のおいしいものを実際の生産者たちの手から直売できる場を作ることができれば」と話す。
会場では弘前市のゆるキャラ「たか丸くん」が登場するほか、高さ70センチほどでリンゴ100個以上を使ったピラミッド型のタワーを用意して、「インスタ映え」を狙うという。品種はふじと王林、シナノゴールドの3種類。価格は1個200円。
リンゴ農家の繁田翔冶さんは「リンゴ農家と話をする機会は少ないと思うので、交流を楽しみ、農家直伝のおいしいリンゴの見極め方などを教えることができれば」と話す。
販売時間は11時~19時。