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行田に文化財カフェ 名物ゼリーフライや青大豆使ったデザートも

代表の山岸さん(後列左)とスタッフ

代表の山岸さん(後列左)とスタッフ

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 行田市役所近くの水城公園内に市指定文化財「旧忍町信用組合店舗」を利用した文化財カフェ「VERT CAFE(ヴェールカフェ)」がオープンして3カ月がたった。

Vert(=フランス語で緑色)の名の通り薄緑色が目を引くレトロな洋館

 1922(大正11)年に建設され、かつて銀行として使われていた木造2階建ての洋館。内部は高い天井や窓枠が特徴で大正ロマンの香りを残し全面改修した。延べ床面積は150平方メートルで、1階に6席、2階に16席を設け、広めのキッズスペースやオムツ替えもできる授乳室を用意する。

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 メニューは、行田名物のゼリーフライと野菜を挟んで食べる「ゼリーフライピタサンド」(680円)と古墳型ライスが目を引く「古代米カレー」(880円)などの食事メニューのほか、ざる豆腐とマスカルポーネチーズを合わせたクリームに黒糖を染み込ませ「和てぃらみす」(300円)や枝豆をふんだんに使った「行田・枝豆ぷりん」(300円)などのデザートメニュー、コーヒー「忍ブレンド」や日替わり紅茶、ルイボスティーなどのカフェメニューも用意する。

 オープンから3カ月、洋館の雰囲気も好評で女性客や親子連れなど幅広い世代に利用されているという。運営は市内の若手経営者や子育てサークルの母親らで作る任意団体「行田レインボーネットワーク」。代表の山岸泰輔さんは「市内専門店から仕入れるピタパンやブレンドコーヒー、行田在来青大豆など、食材はできる限り地元のものを使っている。このカフェを通じて行田の魅力を感じてもらい、市内観光へ出掛けるきっかけになれば」と話す。「近いうちにキッシュメニューも始める予定。今後も行田産の食材を使ったメニューを増やしていきたい」とも。

 同店には、「小さい子どもがいるママにも働く場を」との考えから乳幼児や未就学児を持つ子育て中のスタッフも多い。スタッフが交代で子どもを見守る仕組みを取り入れ、親子で出勤して母親がカフェで働く間はキッズスペースで遊ぶ子どももいる。スタッフからは「上の子が小学校に行っている間に、下の子を連れて働けるのはうれしい」「週に数日、外に出て働くことで子育ての息抜きにもなる」という声も聞かれる。妊娠中のスタッフからは「生活が崩れず『つわり』が軽く感じられた」とも。

 営業時間は11時~16時(ランチタイムは11時~14時30分)。木曜・祝日定休。

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