行田市郷土博物館(行田市本丸、TEL 048-554-5911)で3月23日、同館と忍城おもてなし甲冑(かっちゅう)隊とのコラボレーションイベント「『ちょんまげ』をつくろう!」が行われる。
忍城おもてなし甲冑隊は、戦国時代に石田三成の水攻めにも落ちなかった「忍城」で活躍した武将をモデルに結成され、市内各所で観光客との記念撮影、勇壮な演舞パフォーマンスを披露するなど幅広く活動。これまでにも埴輪(はにわ)作り体験や、ドラマ「陸王」の撮影スポットを巡る「まち歩き」などのイベントを企画してきたが、今回は子どもと一緒にものづくりをすることで町の歴史に興味を持ってもらおうと、「ちょんまげ」作りを提案。同館との初コラボレーション企画となる。
「ちょんまげ」は戦国時代に武士の間で大流行した髪型。長さや太さは身分や時代によりさまざまあるが、今回制作するのは、忍城攻防戦で豊臣秀吉と戦った成田軍総大将「成田長親=のぼう様」が提案するちょんまげ。子どもが手作りできるよう改良し、取り外しも簡単にできるという。小学生以下の子どもには保護者の付き添いが必要だが、大人だけの参加も可能。
のぼう様は「戦国時代に、武士ではなく町人らの協力を集めて共に戦った『忍城成田軍』が、現代においても『ちょんまげ』仲間をいっぱい作れればうれしい」と話す。「手軽に作れてサッと付けられインパクトも大きいので、観光に来た方にも喜ばれるのでは。『ちょんまげ』を行田から全国に広めていきたい」とも。
開催時間は13時30分~15時30分。参加無料。事前申し込みが必要。申し込みは同館受付または電話で受け付ける。