47都道府県をデザイン目線で紹介するトラベルガイドブック「d design travel」の編集部を招いて学ぶトークイベント「その土地らしさの見つけ方」が2月23日、熊谷市の「PUBLIC DINER」(熊谷市肥塚、TEL 048-580-7316)で行われる。
デザイナー「ナガオカケンメイ」さんが創設した、「ロングライフデザイン」をテーマとするストアスタイルの活動体「D&DEPARTMENT PROJECT」の若く新しい観光と交流を生む仕組みとなる同誌。毎号地域住民参加型のワークショップを開催し、デザイン観光資源の発掘や地域をテーマにした同時代の落語制作が行われる。
埼玉号は2018年3月に発刊され、6月には熊谷市の市民ライターが制作に携わった観光冊子「d design travel WORKSHOP KUMAGAYA」が完成、市内全戸配布された。熊谷市内には「D&DEPARTMENT埼玉店」がオープン。同店は観光情報センターとしての役割も担い、地域のデザイントラベル情報の提供やオリジナルツアーの企画など、デザイントラベルの出発点としての役割を担っている。
当日はゲストに同誌編集長の神藤秀人さんを招き、同誌の編集から考える「その土地らしさの見つけ方」を伝えるほか、参加者との意見交換の場も設ける。
「その土地のらしさを見つける視点を持つことは、その土地ならではの個性の発掘・発信につながる」と話すのは、D&DEPARTMENT埼玉店の山下由希子さん。「その土地らしさというのは長く住んでいるほどに身に付き、当たり前の日常となって、それがなくなってしまっても気付かないこともある。近ければ近いほどに、見えにくくなってしまうものではないか」と話す。
山下さんは「これから地域で何かしたいと考えている人、その土地らしさを見つけたいと思っている人に参加してほしい。さまざまな地域の個性を探し出してきた『d design travel』の編集の考えをヒントに、その土地らしさを探し出す方法を一緒に考えていければ」と笑顔を見せる。
開催時間は15時30分~17時30分。参加費2,000円(ワンドリンク付き)。トラベル誌1冊持参(当日会場販売あり)。事前申し込み要。申し込みは電話もしくはメールで受け付ける。