熊谷市の多機能型事業所「ゆりかご」は現在、今年開催のラグビーワールドカップを記念して新商品「ラグビーフライ」をイベント限定で販売している。
助け合い、譲り合い、分け隔てなく、豊かな地域生活を育めるような環境づくりを目指す同施設。2010(平成22)年から利用者の地域交流を促そうと移動販売車を使い「焼きそば」や「フライ」「ポップコーン」や「焼き芋」など、季節に合わせた商品を敷地内やイベントなどで販売してきた。
ラグビーフライはスタッフの鈴木延子さんが考案。ソース焼きそばの上に地元名物のフライをのせ楕円形に成型、ラグビーボールの縫い目に見立てた焼き印を付けてある。鈴木さんは「カレーを販売していたお皿が楕円形で、ラグビーボールの形に見えたので試してみたらぴったりだった。焼き印をきれいに付けるコツは、しっかりコテを熱すこと」と話す。購入者からは「焼きそばとフライが一緒になっていてボリューム満点、食べ応えがある」「また食べたくなる味」などと声があった。
同事業所の上原秀一代表は「今、熊谷でラグビーワールドカップを機に熊谷地域を盛り上げたいと、多くの人が協力し活動している。ラグビーフライのほか、手作りのラグビーグッズやラグビーたすきの制作など、利用者も地域の人々も一緒に盛り上げていければうれしい」と話す。「ラグビーフライは私たちだけでなく近隣店の方々にもメニューに入れて広めてもらい、熊谷の『ご当地グルメ』になることを期待したい」とも。
1皿400円。