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女性画家・奥原晴湖の日本酒発売へ 熊谷ラグビー場に画室跡のゆかりも

晴湖の道で日本酒を紹介する八木原さん

晴湖の道で日本酒を紹介する八木原さん

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 日本を代表する女性南画家・奥原晴湖(おくはらせいこ)の歴史と偉業を伝える「晴湖の道保存会」が5月1日、日本酒「二上晴湖」を記念発売した。

奥原晴湖直筆の題字(日本酒「二上晴湖」案内ちらし)

 奥原晴湖は熊谷市上川上地区に晩年暮らし、今年開催されるラグビーワールドカップの試合会場となる熊谷ラグビー場がある場所にかつて画室を構えていた。綿密な構図に力強い線を用いる手法「東海書き」で名声を高め、晩年は「蜜画」と呼ばれる色彩豊かで細密な筆致で写実主義の傾向を取り入れながら山水画や花鳥画を描き、南画の新境地を目指した。

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 同会は公道から画室跡につながる道「晴湖の道」の再発見を機に、2012(平成24)年より晴湖芸術・生涯の顕彰団体として活動。昨年は晴湖の菩提寺で晴湖及び門下生の展覧会・講演会を開催した。今回、ラグビーワールドカップ開催の地からその名を広めようと、「晴湖」の名を冠した日本酒販売を企画。記念製造販売が実現した。

 八木原敏夫会長は「伝え聞いた話には、当時書画を求めて人力車がずらりと列をなしたというほど人気の画家だった。地元の文化をこの機会に広め、郷土熊谷の文化振興、地域発展につながればうれしい」と話す。「限定販売なので希望する方は八木原牧場直売所パークハウス(熊谷市上川上)へ声を掛けてほしい」とも。

 ラベルには同市立熊谷図書館所蔵作品、双幅画「柳桃花岸図」と「天香書屋図」を採用。

 価格は中瓶(720ミリリットル)=1,500円、カップ(180ミリリットル)=350円。販売は八木原牧場(10時~12時)で金曜のみ受け付ける。

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