ラグビーワールドカップ(W杯)2019日本大会の開催都市の一つである熊谷市では現在、市内各所でラグビーボール形のカボチャ「ナイストライ」を限定販売している。
ラグビーボール形のカボチャ「ナイストライ」を手にする市場スタッフ
今月開幕したW杯や全国高校選抜ラグビー大会が行われる熊谷市。「ラグビータウン」の名を広めようと、熊谷青果市場がラグビー形のカボチャ「ナイストライ」(品種名=ロロン)の取り扱いを決め、今月17日に市内JA農作物直売所をはじめ量販店で販売を始めた。
2009(平成21)年に京都の種苗メーカーが発売した品種「ロロンかぼちゃ」。ユニークな形は特に型にはめて作られるものではなく自然に楕円(だえん)形へと成長するもの。2019年アジア初のラグビーワールドカップ開催を機に「ナイストライ」として流通。熊谷がいち早く取り扱った。
店頭に並ぶ商品は大小さまざまだが、箱入りのものは直径約20センチ、重さは1.5キロ~2キロほど。皮は薄め、キメ細かく滑らかでホクホクした食感を持つ。担当者は「上品な甘さが特徴でプリンやかぼちゃスープ、そのまま電子レンジ温めるだけでもおいしい。さまざまな調理にトライして」と食味の良さを紹介する。
JR熊谷駅から熊谷ラグビー場へ続く「ラグビーロード」沿いにあるJAくまがや ふれあいセンター箱田店では9月28日に「ナイストライ」販売イベントを実施。試食できる。
同社、飛田修社長は「おかげさまで好評を頂き、市内だけでなく県外からも要望がある。W杯をきっかけに今年だけでなく今後もラグビーの町『熊谷』からナイストライを販売、商品展開していきたい」と意気込む。「商品化している『ふるべるアイスキャンディ』は今回新たにナイストライを使ったかぼちゃ味、ジョージア対ウルグアイ戦に合わせたトマトとブルーベリー味を用意した。W杯試合当日「おもてなしエリア」に立ち寄っていただければ」とも。
28日の販売イベントは10時~11時、13時~14時。